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::HAPPY NEW YEAR
あけましておめでとうございます

妄想の続く限り、書いていこうと思います!

どうぞ宜しくお願いします(^^♪


今年が皆様にとって、素晴らしい年でありますように・・・・・!!!









1994年1月1日。

―――― 私、相原琴子改め、入江琴子(実は未入籍だけど)は、家族総出で初詣に参っています。

とうとう、夢にまで見た入江君の彼女という立場を超えて、お嫁さんになってしまい、これ以上神様に何をお願いするのかって感じだけど、今、こうして真剣にお願いします。

どうか、今年も入江君をはじめ、家族皆が健康に、幸せに過ごせますように。

入江君のお医者様になる夢が、さらに現実に近づきますように。

そして・・・入江君と一緒に過ごせる時間が少しでも多くありますように・・・・・








「ったく、琴子。いつまで神様にお願いしてるんだよ。そんな少ないお賽銭で、ホント図々しい奴」

「むっ 裕樹、あんたお姉さんにむかってー!」

「お姉さんだろうが何だろうが琴子はバカ琴子なんだから、しょーがないだろ」

「こら!裕樹、あんたは本当にいつまでも口が減らないんだから。こんな素敵な女の子がお兄ちゃんのお嫁さんになってくれたのに。ねぇ、お兄ちゃん?」

「・・・・・・」

「やだ~、お義母さんったら!こんな優しいお義母さんの嫁になれて、私、幸せです!!」

「私もよ!琴子ちゃんが家のお嫁さんになってくれて、どんなに幸せか・・・!」

まるで安いコントのような会話を繰り広げる琴子と紀子の様子を、直樹と裕樹は冷ややかに見やり、重樹と重雄は嬉しそうに眺めている。

「それにしても奥さん、よく琴子の振袖を留袖に仕立て直していましたね」

重雄が感心したように言う。

「ええ。直樹が琴子ちゃんと結婚すると宣言した翌日には業者に頼んでましたの」

にっこりと答える紀子。

「「「「「・・・・・・・」」」」」

2週間で結婚式の準備を整えるだけでも相当のバイタリティーを要するはずが、2人の寝室の内装の準備、ハワイ旅行の計画、そして着物の事まで手を回していた紀子の凄まじいパワーに、一同は絶句する。

「でも、本当にありがとうございます。初詣に、こうして着物を着て皆で出掛けられるなんて、すごく嬉しいです」

琴子はにっこり笑って答える。その様子に、一同フッと笑みが零れた。


「ただいま~」

初詣を終えて、一同揃って帰宅した。

「寒くて冷えた!僕、トイレ・・・!」

裕樹がトイレに駆け込んだ。

「さて、これから夕食まで、少しのんびりしようか。どうだい、アイちゃん。熱燗でも飲みながら、一局差さないかい?」

重樹が将棋を差す真似をしながら重雄を誘う。

「いいねぇ。奥さん、そうさせてもらってもいいですか?」

「ええ、直ぐに用意しますわね」

「将棋は畳に座って差したいね。アイちゃんの部屋へ行こうか」

「そうだね、イリちゃん」

「じゃあ、準備出来たら相原さんのお部屋に運びますわね」

「たのむよ」

重樹と重雄はにこにこしながら、重雄の部屋へと向かった。

「私たちはお茶でもしましょうか」

紀子はそう言いながら薬缶に水を入れ、火にかける。

「そうですね、私、コーヒーの準備しますね!」

琴子が手伝おうとするのを、紀子が慌てて止めた。

「琴子ちゃん、お着物汚したら大変だから、先ず着替えてらっしゃいな」

「あ、そうですね・・・。じゃあ、ちょっと着替えてきますね!」

そう言って琴子は2階へと上って行った。



ふと、紀子は閃いた。そして息子に声をかける。

「お兄ちゃん、琴子ちゃん、お着物脱ぐの大変だと思うから、手伝ってきておあげなさい」

「は?お袋が手伝ってやればいいじゃん」

「何言ってるの!私は熱燗の準備をしているのよ。手が離せないから、お兄ちゃんがやってあげなさい!」

「・・・・・ ビデオ持って部屋に入ってきたりするなよ」

ギロリと紀子を睨んで、フーと溜息を吐きながら、直樹は2階へと上った。



「えーっと、帯はどうやって解いたら良いんだろう・・・?」
寝室では、琴子が上手く着物を脱ぐ事が出来ずに一人悪戦苦闘していた。


ガチャリ
そこへ、直樹が入って来た。

「えっ、あ・・・・入江君? な何か本でも取りに来たの?」
まだ何も脱いではいないが、まさかの直樹の登場にオタオタする。

「お袋が、お前の着物脱ぐの手伝ってやれって」

「え、ええ~~~!!!そそそんな、だ、大丈夫!全然1人で脱げるからっ!!!」

「全くそんな風には見えないんだけど・・・?」

「そ、そうなんだけど・・・。帯の解き方から分からなくって」

「ほら、後ろ向けよ」

「う うん・・・」

直樹は器用に帯締め・帯揚げをはずし、なでしこ結びにされた帯を器用に解いていく。

「本当に、入江君は何でも出来るんだね・・・」

首筋まで肌を赤く染めて、琴子が呟く。

「・・・・ そんなに、難しくないよ。お前が不器用すぎるだけ」

直樹が淡々と答える。

「そ、そうだね。1人で脱ぐことも出来ないんだから・・・。ごめんね?手間とらせて」

「別に。てゆうか今、俺、結構楽しんでるんだけど?」

「え?」

「着物を脱がせるなんて、そうそう体験できないじゃん?」

「――――!!」

さらに紅に染まった首筋に、直樹は顔をうずめる。

「こうゆうのも、なかなかいいよな・・・?」

「い 入江君・・・・/////」



一方、一階。

「あれ?誰もいないの?」

トイレから戻って来た裕樹は、リビングに紀子しか居ない事に驚いて声をかける。

「ああ、裕樹。パパと相原さんは、相原さんのお部屋で将棋をしてるわ。琴子ちゃんとお兄ちゃんは、上でちょっと休むって」

「ふーん。 あ、琴子のヤツ、ショール持って上るの忘れてやがる。ったく、世話の焼けるヤツだな!しょうがない、持っていってやるか」

琴子のショールを手に、裕樹がリビングを出て行こうとした。

「あ、裕樹待ちなさい!今2階に行ったら―――――」

紀子の声は丁度沸騰を知らせる薬缶の笛の音にかき消されてしまい、裕樹はそのまま2階に上って行ってしまった。

「あ・・・・行っちゃったわ。仕方ない、これも勉強よね」

紀子は呟いた。


寝室ではすっかり甘やかな雰囲気に包まれつつある2人がいた。

「・・・・成人式の時にもこれ、着てたけどさ。お前、これ似合ってるよな」

「本当?嬉しいな。入江君がそんな風に褒めてくれるなんて・・・」

背を向けるように立たせていた琴子を正面に向かせ、直樹は琴子の唇を奪う。

「・・・ん・・・・・・」

キスをしながら、直樹は琴子の着物を脱がせ、長襦袢の合わせから自らの手を差し込む。

「あっ・・・・くすぐったいよ。入江君」

「くすぐったいの?」

「・・・・え・・?あ・・・その・・・・」

「言葉は、正確に使えよ」


さらに熱が入ってこようとしたその時。



コンコン



「琴子!お前、リビングにショール忘れてたぞ!ったく、そそっかしいなー!」

裕樹がノックしながら扉の向こうで呼び掛ける。

「・・・・・・・ハァ」

「ど、どうしよう。入江君」

「お前、ドアの死角に隠れてろ」

コンコン

「おい!琴子、返事くらいしろよ・・・・」

ガチャリ。扉が開いた。

「あ・・・お兄ちゃん。琴子は?あいつ、リビングに・・・・」


「ああ、裕樹。すまなかったな、ありがとう。渡しておくから」

「え?う うん。 琴子は?」

「うん。部屋にいる。渡しておくから。それから裕樹、俺たち晩御飯要らないってお袋に言っておいてくれるか」

「え?2人とも、具合わるいの?」

「いや、大丈夫だから・・・。とにかく頼んだぞ」

「うん、分かった」

裕樹は頷いて、寝室の前から立ち去ろうとした。そして、ドアが閉まる間際、琴子の姿がチラリと見えてしまった。

「!!/////」

裕樹は顔を真っ赤にさせて階段を駆け降りた。





「マ、ママ!お兄ちゃんたち、今日晩御飯要らないって言ってたから!僕、ちょっと疲れたから自分の部屋で寝るね!」

リビングのドアを開けるなりそう叫んで、裕樹は自室に駆け込んだ。


「・・・・お疲れ。裕樹」

紀子は閉まったドアに向かって声をかける。



「入江君、裕樹君、気付いたんじゃ・・・・」

「ま、これもひとつの勉強だよ」

しれっと答えると、直樹は再び琴子を自分の胸に引き寄せる。

「そ、それからさっき、入江君、晩御飯要らないとか言ってた・・・?」

「ああ。そうだな」

答えながらも直樹の手は止まらない。腰ひもに手を掛け、こちらも器用に取り去っていく。

「入江君、あのね?私、着物着ていたから、苦しくてご飯あんまり食べられなくて、お腹空いてるんだけど・・・・」

「ふーん。そうなんだ」

「せめて、買ってきたケーキは食べたいんだけど・・・・」

「黙れよ」

琴子は再び直樹に唇を塞がれた。

「ケーキはあとで俺が部屋に持って来てやるよ。・・・・それにお前、さっき神様にお願いしたんじゃねえの?」

「え?」

「俺と沢山一緒に居られるようにって」

「え!?どうしてそれを・・・・・・////」

「お前の考える事なんて、お見通し」
口角をあげて、意地悪そうに直樹が笑う。

「目先の食欲より、神様にお願いした事を優先する方がいいかと思って」


「・・・・・・ //////」

流石に琴子も観念し、大人しく従う。

こうしてケーキは、お預けになった。







―――― どうやら、私が神様にお願いした、【 入江君と少しでも一緒に居る時間が増えますように 】という願いは、新年早々叶えられたような、そうでないような・・・・・。


でも、もうどっちでもいいや。

今年もよろしくね、入江君。









あとがき

読んで下さってありがとうございます!

裕樹君イジメネタ、一度書いてみたかったんです(笑)

新年早々、こんなお話で失礼しました(>_<)

そして、私の書く入江君は紀子ママの策略にえらくあっさりと乗りますね・・・・
まぁ、いいか。

改めまして、今年も宜しくお願いします☆




あとがきのあとがき

最後が気に入らなかったので、少しだけ修正しました。



11巻スキマ  コメント(2)   トラックバック(0)  △ page top


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::拍手コメントありがとうございます
v-20F様
あけましておめでとうございます!
昨年は投稿サイト様の方で大変お世話になりました。私がこうして今書いているのは、F様をはじめ素敵な作品を描かれる皆様、そして読んで下さる方々のお陰です!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします(^-^)
そして、当サイトの開設をお祝いして下さってありがとうございます!嬉しいです♪
裕樹の受難シリーズ(?)、F様も好きですか(笑)
裕樹はほんとイジメ甲斐があります(^ ^♪
F様も是非書いて下さい!楽しみにしています☆
編集 △ page top
::拍手コメントありがとうございます
v-20R様
あけましておめでとうございます!
新年一番に拍手コメントいただき、とても嬉しいです!ありがとうございます(^-^)
昨年最後のupが、ちょっとしんみりした話になったので、新年1番は楽しいお話を、と思って書いたので、良かったと言って下さって嬉しいです♪
仕事が始まると、ペースが落ちるかもしれませんが、また見に来てくださいね!

v-20s様
あけましておめでとうございます!
新年早々見に来て下さってありがとうございます(^-^)
今年も妄想続く限り書き続けます!駄文であるのは勿論の事、ワンパターン化必至の予感がプンプンしてますが(>_<)
見捨てずに見に来て下さると嬉しいです!!

v-20c様
あけましておめでとうございます!
昨年は、私のブログの開設を後押しして下さってありがとうございました。c様が仰って下さらなかったら、実現していなかったと思います。
正月休みが終わると仕事と主婦・母業兼務で思うようにup出来なくなりそうですが、力まずやっていけたらな、と思っています(^-^)
そして、新年早々のコメントを頂けて嬉しいです!!ほんと、裕樹はイジメがいがあります(笑)c様のお話読んで、私もやりた~い!と思って書いた次第です(笑)
c様もこれからお忙しくなるでしょうが、お話楽しみにしています!甘~いのから、コメディまで、本当になんでもwelcome!!ですので(^-^)
私の方こそ、今年も宜しくお願いします☆
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