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たどり着けない真実

イタKiss期間 2010

イタズラなKissで7題よりタイトルをお借りしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

風に煽られた桜の花びらが舞い散る斗南大学のテニスコート。午後の講義が全て終了する頃から、此処にはいつも活気ある音が響き始める。

「おらー、おまえ達もっと声を出していけー!」

そんな中ひと際大きく響き渡る雄々しい声の主は、4回生だというのに引退は愚か2年連続で主将を務める事を先日宣言したばかりの須藤だ。それに従って、「斗南ファイトー」といったややヤケクソにも聞こえる掛け声があちらこちらからあがる。

数面あるコートでは、もうすぐ予定されている試合にエントリーしている部員たちが、実戦練習として試合を行っていた。補欠要員や新入生は片隅で柔軟などに精を出す。
今日もテニス部員たちは須藤のやや横暴な指示の元、不本意ながらも其々に割与えられた活動を開始するのだった。




「―フォルト!」

センターコートでは審判を務める後輩の凛とした声が響く。が、僅かに逸れただけのボールは、レシーバーによってサーバーの元に返球されてくる。

―どうも調子が出ないわね・・・。

その球を軽くラケットに当てて受け取ると、裕子はフゥと息を吐き出した。
さして乱れてもいないガットをガリガリと指で調整し、ラケットを見つめる。張り替えたばかりのガットのテンションがやや緩かったのか、はたまた裕子自身の回転の掛け方がいつもより足りないからなのか、今日ダブルフォルトするのは3度目だ。

「松本、気にしなくていいぞ!」

今一度フォームを確かめるように軽く素振りする裕子に、ダブルスのペアの須藤が、他の部員には決してかけない優しい声でフォローを入れてくる。

「なぁに、ボール1つ半分オーバーってところだ。今日は風がきついからその所為さ」

「そんな事、屋外のスポーツで言い訳にはならないでしょう」

「そ、それはそうだが・・・」

ギロリと鋭い目で一瞥された須藤は、やや怯みながら肯定する。が、こんなやり取りは日常茶飯事で、裕子は須藤に気を使う事なくさっさとサイドチェンジを行う。


「30-40」

審判がコールする。

― まずはデュースに持ち込まなくては・・・。

裕子はグリップを握り直すと、ボールを何度か地面にバウンドさせサーブの態勢に入った。力まないよう注意を払って打ちこんだ打球は今度こそオンザラインでサービスエリアに入り、相手方のリターンを経てラリーの応酬へと突入した。



「「ありがとうございました!」」

試合が終了し、両者がネット越しに挨拶をする。

「さすが松本先輩です!」

「バックのダウンザラインをあんな華麗に決められたら、こちらは動くことなんて出来ないですよー」

対戦相手だった後輩ペアたちは、興奮冷めやらぬと言った風に裕子に賛辞の言葉を送る。その様子に須藤も上機嫌でもウンウンと大きく頷き、誇らしげな視線を裕子に投げかけてくる。
立ち上がりこそ良くなかったものの、いざ試合が進行すると試合は6-2、6-3で須藤・松本組の圧倒的なストレート勝ち。不本意とはいえ、1回生の頃からペアを組んでいる須藤との試合時の呼吸は、今やぴったりとなっていた。



「ま、待ってくれ、松本ーー」

アドバイスを仰ぐ後輩たちに指導を終え、コートから颯爽と出ていく裕子の背を須藤が追いかけてくる。

「おれたちも今後に向けてミーティングでもしないか?」

「あら、これ以上あたし達のペアは“抜群に安定している”のでこれ以上話し合う事なんて無いのでは?」

裕子は歩みの速さを緩める事なく即答する。因みに“抜群に安定している”とは、先ほどの指導の際、須藤が後輩たちに鼻高々に言った言葉をそのまま引用したものだ。須藤は少しバツが悪そうな顔をする。

「いや、その・・・だな、やはり油断は大敵だと思うんだ」

「それは一理ありますね」

「あの、こう言っちゃなんだが・・・松本、最近少し調子が悪いんじゃないか?」

「・・・。」

躊躇しながらも切り出した須藤の言葉に、裕子は少し黙り込む。それはまさに図星で、有難迷惑ながらも、さすがに須藤はずっと裕子のことを見ているだけのことはある。
確かにここ数日、裕子は何事においてもいまひとつ身が入っていない。

「何か困っている事や悩んでいる事があるのか?それなら、遠慮なく話して・・・」

「―大丈夫です」

須藤の申し出を裕子は言葉半ばで遮る。

「しかし・・・」

「疲れているだけです。では、少し休憩させて頂きますので」

心配そうに見つめてくる須藤に裕子は素気なく言い置くと、軽く礼をし足早にその場から離れた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「― 相変わらず球拾いに精が出るわね」

「あっ・・・松本さん」

背後からの呼びかけに、琴子は屈めていた背をすっくと起こし振り返った。

「試合、もう終わったの?」

「ええ。あっさり終わり過ぎて詰まらないったらありゃしない」

「ふぅん。ま、なんていってもキャプテン・副キャプテンペアだもんねー」

琴子はそう言いながら伸ばした腰をトントンと叩いた。すると裕子はクスリと意地悪な笑みを琴子に向ける。

「まったくご苦労様な事よね。毎日毎日ストレッチや球拾いばかりなのに、よくクラブに出て来ようと思えるものだわ」

全身を下から上へ舐めるように眺め、しみじみとした口調で話す。琴子はラケットの代わりにボールかごを持っていて、部員が誤ってコート外に飛ばしてしまったボールをはるばる拾い集めに来ていたのだった。


「ほ、ほっといてよっ。・・・でも、ほんとそうよね。須藤さんがキャプテンである限り、あたしはずっとこんな扱いよ」

琴子はムキになって言い返すと、遠くにいる須藤を恨めしそうに睨む。そしてフゥと溜息を吐いた。

「おまけに入江くんはちっとも来ないしね。もうすぐ試合もあるっていうのに」

「だから前に言ったでしょ?医学部に移ったら尚の事顔を出さないようになるって」

淋しそうな、詰まらなさそうな顔をする琴子にぴしゃりと言い放つ。
この話をすると、押さえこんでいるモヤモヤとした思いがどうしようもなくまた押し寄せてくる裕子だ。そう、このところの不調の原因は、新学期を迎えて初めて知ったあの出来事がきっかけだった―。



『どうして勝手に理工学部を辞めちゃっているわけ?』

そう尋ねた事は、特に不自然な事ではなかったと思う。何故なら、裕子と直樹ははこの2年間ずっと席を並べて勉強してきた仲なのだから。

共同で研究を進めることもあった。
議論を戦わせることもあった。

そして、今さらこんな事はなんの慰みにもならないが、入学当初から裕子と直樹が並んで歩く姿は『お似合いだ』とよく言われたものだった。

裕子はそんな周りの羨望ややっかみの視線に余裕の笑みで応えてきたし、直樹も興味はなさそうだったが否定はしなかった。

が、問い詰めた裕子に、直樹は『おれの将来の事をいちいち松本に報告しなきゃなんないわけ?』と突き放したように言い放ったのだった。
そう、あの時直樹は確かに裕子を拒絶し、そして裕子は直樹の中に存在する分厚い壁を改めて知ったのだった―。



花見の日・・・、それは裕子にとって現状打破の砦だった。

裕子の強い意思に、今まではさりげなく状況をはぐらしてきた直樹も誠意を持って応えてくれたとは思う。
けれど、結果分かったのは、直樹にとって裕子は友人、あるいは仲間に他ならないと言う事。
そして、琴子はその範疇に納まらないと言う事――。



『悪いけど、おまえとそういう事したくないんだ』

思いの丈を込めた眼でキスを求めた裕子に、直樹ははっきりとそう告げた。申し訳なさそうにする訳でもなく、ただただ淡々と。そして、思わず誰とならキスするのかと詰め寄った裕子にさらにこう答えたのだ。

『琴子とキスした』と―。


― ねぇ入江くん、あなたにとってそれは相原さんが好きだと言う事ではないの・・・?

裕子は心の内で直樹に問いかける。



「・・・でも入江くん、シングルには出るんだよね?」

裕子の葛藤に気付く事のない琴子は呑気に話を続ける。

ダブルスの調整をする程の時間は取れないという直樹の主張に、須藤は泣く泣く直樹と綾子のペアのエントリーを諦めた。
(もっとも、これで自分と裕子のペアが再び優勝する可能性が上がったと内心ほくそ笑んでいた事は否めないが)
よって、今回の大会には直樹はシングルスだけ出場する事になっている。


「その練習にも一度も来ないのかなぁ?」

「あなた、入江くんと同居してるんだったら、その位の事本人に聞けばいいじゃない」

裕子は呆れて琴子を見遣る。

二言目には入江くん、入江くんと言うくせに、琴子はいつもどこか詰めが甘い。
裕子に言わせれば、琴子の言動は気持ちを一方的に告げるばかりで、自己完結している節がある。
もしも琴子の立場なら、裕子はきっと尋ねるだろう。


― どうしてデートしていた女を放って、その手を取って連れ出したの?

― どうして学園祭の片付けに戻って来てくれたの?

― たとえその後にでた言葉が『ザマァミロ』だったとしても、どうして私にキスしたの?
と――。



「・・・まぁ、ザマァミロの相原さんじゃ、尋ねても入江くんは答えてくれないかもね」

強がりな自らの胸の内を悟られまいと、裕子は琴子にクスリと意地悪な笑顔を見せる。すると直球・直情型の琴子は「なんですって!」と顔を真っ赤にさせ、裕子に食ってかかった。

「な、なんて言われようがキスはキスでしょ!?」

「あぁ思い出したらまた可笑しくなってきた。どんな展開ならキスのあとにそんな言葉がでてくるのかしらね?本当にあなた達、キスしたの?夢でも見ていたんじゃない?」

「なっ、し、したわよ!松本さんだって入江くんの口から聞いたんだから分かってるんでしょ!?」

「どうだか。ほんの冗談だったのかもしれないし」

「い、入江くんはそんな冗談を言うような人じゃないわ!」

琴子が憤慨して裕子を睨む。が、勿論裕子とて分かっているのだ。直樹はそんな冗談や嘘を言うような性格ではない。


「ねぇ、それなら再現して見せてよ」

「え?」

唐突な裕子の言葉に、琴子は意味を呑みこめず裕子を見つめた。そんな琴子の様子を気にすることなく、裕子はもう一度言葉を繰り返した。

「ここで再現してみせてと言っているの。入江くんが、相原さんにどんな風にキスしたのか」

「松本さん、本気で言ってるの・・・?」

漸く趣旨を理解した琴子は、目を見開き裕子を見つめる。が、「ええ、勿論」と挑発するような裕子の表情に、

「わ、分かったわよ。そんなに言うなら、やってやろうじゃない」

とまんまと誘いに乗った。

「ま、松本さんはあたし、あたしは入江くんだからね」

琴子はそう言うと、金網を背に立っていた裕子の進路を絶つように手をガシャンと金網に付いた。そして、じりじりと裕子に顔を近付けた。
裕子は裕子で、自らけしかけたにもかかわらずこの異様な空気に呑まれて琴子をジッと見つめている。

もしも誰かがその場を目にしたなら、一体何をしているのかと思う事であろう。が、幸いテニス部員たちは試合なりウォームアップであったりと各々の取り組みに集中していた為、2人の奇妙な行動には気付いていない。


「― なにしてんの?おまえ達」

その時、琴子の後ろに背の高い影が出来た。ハッと我に返った2人はその姿を振り返る。

「「い、入江くん――!?」」

「よぉ」

声を揃えて自分の名を呼ぶ琴子と裕子に、直樹は少し口を歪ませた。


「な、なんで入江くんがここに居るの!?」

「試合前の調整だよ。さすがに一度も出ないのもなんだし」

驚きで後ずさりしながら尋ねる琴子に、直樹はさらりと答える。

「それより、おれにはおまえ達の行動の方が余程奇怪なんだけど。なに、キスでもしようとしてた?」

「そ、それは松本さんが・・・、入江くんが本当にあたしにキスしたのか疑うものだから・・・///」

琴子はモゴモゴと言い訳するように呟いた。

「ふぅん・・・・・」

読みとれぬ表情で、直樹は琴子と裕子を交互に見比べる。バツが悪くなった裕子は、その視線に気付いてないフリをしてそっぽを向いた。

「まぁ、気が済むまで続ければ?おれは練習しに行くから」

直樹はクスリと笑ってそう言うと、くるりと2人に背を向ける。ちょうど直樹の到着に気付いた須藤が大きな声で試合の手合わせを叫んできた。


「入江くん・・・!」

遠ざかろうとする直樹を裕子は引きとめる。直樹は立ち止まると少しだけ振り返った。

「・・・なに?」

「その・・・、相原さんとのキスは、やっぱり事実なのね・・・?」

「前に話した通りだよ」

直樹は率直に答える。裕子の隣で琴子が顔を真っ赤にさせた。

「なんで――」

そう言って裕子は言葉を濁す。

― なんで、相原さんにキスしたの・・・?


「・・・さぁ?」

裕子の真意を理解したのか、直樹は前を向き直り、ひと言答えた。そして、今度こそ振り得る事無くその場から離れていったのだった―。




「あ、あの、松本さん・・・。『なんで』って何がなんでなの・・・?」

直樹と裕子の会話について行かれなかった琴子がおずおずと裕子尋ねる。裕子はちらりと琴子に視線を向けた。


「あたしと入江くんの会話よ。あなたに説明する義務はないわ」

「なっ・・・、ま、またそんなイジワル・・・っ」

琴子はムっとして再び裕子を睨んだ。

「減るものじゃなし、教えてくれたっていいじゃない!」

「いやよ。頭の悪い人に根気よく説明できるほどあたし、気が長くないもの」

「ケチ!」

「何とでも」

子供のように頬を膨らませる琴子を裕子はさらりと受け流す。

「それじゃ、あたしもそろそろ練習に戻らなきゃ。どうぞ球拾い頑張ってね、相原さん?」

ニッコリと笑ってみせると、まだ文句を言っている琴子を無視して裕子はテニスコートに足を向けた。視線の先には、久々の試合だというのに圧倒的に須藤を凌駕するプレーを披露する直樹が居る。


― 入江くん。さっきの返事は、あなたにとってもまだ、その答えは見つかっていないという事よね・・・?

裕子は心の中で問いかける。そう、直樹ははぐらかす事はあっても、嘘をつような真似もしない。 つまり、直樹自身もまだその答えには辿りついていないのだ。


― それならば・・・、せめて、真実に気が付くまで。入江くんにとって、相原さんへのキスが“事実”から“真実”には辿りつくまで――。


おかしなものだと裕子は笑みが込み上げてくる。
もしも直樹が真実に辿りついたなら、その時自分の片思いは完全に行き場を失うことになる。それなのに、自分はその日を待ち望んでいる気がする。

― あぁ、これもまた辿りつけない真実ね。


考えがそこに行き当たった時、

「松本先輩、おねがいしまーす!」

と、後輩が手合わせを願って呼びかけてきた。


「今、行くわ」

裕子は高らかに返事するとコートに入る。そして、ラケットを地面に当て

「Which? Rough or smooth」と尋ねた。






こんばんは。久しぶりの更新なのに、詰らないお話で失礼しました(>_<)
※謝るのはやめ!だって、自分が書きたいから書いた作品ですから。そしてその方が読んで下さる方にもきっと誠実ですよね…?


『イタズラなKissで7題』、一つくらいはビターな話が書きたくて手を出してみた9巻スキマネタです。

今回は松本裕子目線。
松本裕子はイリコトが急展開で結婚するまで、琴子と一緒になってお見合い妨害作戦なんかも参加していますが、実はこの時点で一線を退いていたような気がする私です。

9巻って、私の中では少し地味な印象であまり読み返さない部分だったのですが、この話を書くにあたってもう一度読み返すとやはり面白いわ~、なんて(*^_^*)

松本裕子はお花見の夜に表現がおかしいかもしれないですがちゃんと直樹に振られています。しかもその際、直樹が琴子には特別な感情がある事を暗に吐露されているんですよね。
でも、直樹にとってもそれはまだ確固たる思いでは無くて、それ故に裕子も潔く引き下がる事が出来ない。そして、その一部始終を見ていた琴子は2人の心の機微にちっとも気が付いていないという・・・(^_^;)
いやぁ、やはり面白いです、イタキス(笑)


テーマ:二次創作
ジャンル:小説・文学

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コメントありがとうございました!!

こんばんは。またすっかりご無沙汰しています、ぴくもんです。
なんだか・・・、師走って感じですね、本当に。なにがどう違うのか分からないのですが、とにかく時間の経過が早いです
皆様もお忙しい毎日をお送りの事と思いますが、そんな中こちらに遊びに来て下さり、コメントを残して下さる事には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。なのに、UPからコメント返信まで1週間も間が開いてしまった事、本当に申し訳ありませんでした(>_<)

それでは以下、コメントをして下さった方へのお礼です。


まあち様

こんばんは。先日はなにかやんごとなき事情がおありだったと言うことで、お時間とって読んでいただきありがとうございました(≡^∇^≡)
そうですよねぇ。イタキスには嫌な人ってほんと出て来ないですよね♪
まあちさんが仰るとおり、松本姉は一見バカにしているように見えるときもあるけれど、きちんと琴子を認めているんですよね。入江くんが沙穂子さんと結婚しそうになっている時に、松本姉が「こんな事になるくらいなら・・・」と琴子にカミングアウトするシーンがありましたが、あれを読んだ時、松本姉って良い奴だな~ってすごく思いました。潔くてかっこいいですよね。
それから、何度も読み返したくなると仰っていただいて私・・・、本当に嬉しかったです。どうも最近不調で、精神的に落ち込んでおりましたので・・・(>_<) 
あ、でもこれは定期的に来る波なので読み流して下さいねっ! とても励まされました。ありがとうございます!!


ソウ様

こんばんは。この度はお忙しい中、コメントを寄せて下さりありがとうございました。
そうですよね、ソウさんもこの時期のお話を書かれていていましたよね! 花見の席で入江くんに告白した瞬間とその後の心情描写に、『これはまさに松本姉そのものだ』って思ったのは記憶に新しいです。今回はそのもう少し後、という設定で書かせていただきました(*^_^*)
松本姉の科白がしっくりきていただけたようで嬉しかったです。松本姉はプライドが高い分、決して涙を見せたり泣き言を言ったりする事はなかったですが、入江くんからは事あるごとに不憫な扱いを受けていますよね。合宿中に告白している途中で居なくなったり、デートも途中で勝手に終了されるし、他にも色々と・・・。こうして振り返ると、どこまで考えて色々な態度をとっているのか分かりませんが、入江くんってほんと、罪なヤツです。 同時に、琴子の鈍さにも、おいおいと突っ込みたくなる時もあります(苦笑)けれど、そんな琴子の鈍感さに、松本姉が救われる事も多々あったのかなぁ・・・とも思います。
この話は、UPした当初は何とも地味としか思えなかったのですが、ソウさんに好きだと仰っていただけたてすごく嬉しく、少し自信を持てました。本当にありがとうございました(≧▽≦)


T様(と、表記されていましが、この可愛い顔文字と、気持ちの上がる絶品コメントはTOM様ですよね~?いつもありがとうございます♪)

こんばんは。この度はまたまた第3者目線のでしたが、お楽しみ頂けたようで嬉しいです(*^_^*)
TOMさん、『Blessing to you』も読んでくださっているのですね~!あの話と今回の話はとても通じるものがあると私も思っていたので、触れて頂きとても嬉しかったです!
松本姉が入江くんに告白するシーンは、本当に登場人物につっこみ所が満載ですよね♪
“琴子の詰めが甘く自己完結している”というのは、第三者的にみるから(^_^;) 
『もう少し武人くんあたりが・・・』ってのは私も当時すごく思いました~とほんとその通りなのですが、琴子にしてみるとしょうが無かったりするんですよね。だってTOMさんが言うように、確かに入江くんはツン過ぎます。そしたら、入江くんももっと早くに何らかの行動を起こしたかも・しれませんよね・・?いや、でも入江くんだしやっぱり一筋縄にはいかないかな?・・・と、これを考え始めると無駄な堂々巡りをついしてしまう私です(^_^;)
とにかく琴子は、入江くんが自分を好きなどとつゆほども思っていない訳ですから、6年間ずっと冷たい入江君を好きでい続けると言うだけでも、相当のパワーが必要だったのだと思います。だから時々ぷっつんときて「もうやめる!」とか、「疲れちゃった」とか入江くんに面と向かって言っちゃう訳なんですけどね。すると、そうはさせるものかと入江くんからキスが落ちてくるという何とも甘い罠・・・。ぷぷっ!!ここ想像するだけで完全萌えモードにスイッチ入ります(笑)
すみません、変なコメレスで!もうすぐ真夜中ですので、ちょっとテンションがおかしいのだと思って下されば幸いです。


吉キチ様

こんばんは!拍手コメントとコメント、共にありがとうございました!!
今回は久しぶりの松本姉視点のお話でした。吉キチさんの言うように、松本姉は当事者よりも一足早く真実にたどり着いてしまったんですよねぇ・・・。テニスのように、窮地に陥っても挽回の余地があればいいのですが、入江くんの気持ちは覆らない。それを分かっていても尚、彼を諦める事が出来ない松本姉は、この時期本当につらい立場だったと思います。
そして吉キチさんが仰る通り、琴子が入江くんの気持ちに全く気が付いていない事に、松本姉はヤキモキする半面、救われてもいたのでしょうね。うんうんと頷いてしまいました。
拍手コメの件、私の方こそ、下手なりに科白と共に情景や心情を加える事に心を砕いて書いているので、そこを喜んでいただけると本当に嬉しいです。頑張った甲斐があったなぁ、なんて(*^_^*)


chan-BB様

こんばんは!お忙しいところにコメントを下さってありがとうございました(^^)v 私信と被るコメレスですが、どうかご容赦下さい・・・!
滑ったという私の叫びに「どこが」と仰って頂けて嬉しいです。心理描写、大丈夫でしたか?ついつい何度も書き直している間に、どんどん頭がこんがらがって来て、最後にはいいのか悪いのか判断つかなくなってそのままUP・・・というのが最近の私のパターンです(>_<) 今も次回UP予定の作品で、思考のラビリンスに嵌って絶賛停滞中です・・・。ぐるぐるですよ、ぐるぐる~~(苦笑)

さて、今回は久しぶりの松本姉目線でした。この頃の松本姉を書くと、どうしても少し悲しいお話になりますが、こんな松本姉が大好物な私だったりします(笑)入江くんからあんなはっきりと「琴子とキスした」と言われ、どんな風に!?と思うのは当然ですよね~。chan-BBさんが仰るように、あの入江くんがキスしたんですもの!ただのキスとは意味が違いますよね~(*^_^*)

そして、このタイトルについて、別の話を書こうとしていた件・・・! そうでした~、覚えてくださっていましたか~~(^m^)
あの頃はちょうど『黒』を書いていた時期だったので、すっかり思考がそっち方向ばかりにいってたんですよ~。でも、せっかくのソウ様の考えて下さったお題に、あのネタはダメかなぁ・・・と思い直したんです(^_^;) その話はいずれ、裏でこっそり別のタイトルをつけて出そうかな?なんて思っています。途中まで書いて放置しちゃているのもありますし(笑)
まずは今年中にイタキス2010のお題を書き上げるのが当面の目標です!とりあえず、早く次回のお題を書き上げたいです~(>_<) 落ち着いたらchan-BBさんのお話にもコメントさせて下さいね~!


紀子ママ様

こんばんは。 あ~、私も松本姉の登場した当初はあまり好きなキャラでは無かったですねぇ(笑) 
なので原作を読んでいる時は、おこぼれデートの回で入江くんが松本姉を放って琴子の手を取り駆けだした時などはキュンキュン+ざまーみろと爽快だった気がします。・・・が、イタキスには嫌なキャラってほんといないんですよね~。読む回数を重ねるごとに、松本姉はどんどん良いキャラになっていきました(*^_^*)
はっきりと入江くんに振られた時、やはり松本姉はどこかで一線を退いたのでしょうね。そして紀子ママさんが仰るように、いまひとつ分からない入江くんの気持ちを見届けたのだと思います。 沙穂子さんの出てきた時は、琴子を応援する為(?)に柄にもなくあんな格好までして・・・(^_^;)、そしてすっかり意気消沈している琴子を慰める姿は、本当にイイ女でしたよね(^^)


藤夏様

こんばんは。うわ~、藤夏さんに「大好き」って言ってもらえてすっごく嬉しいです~。ありがとうございます(*^_^*)
そして、死語・・・(笑) いえいえ、私も藤夏さんのお話のコメントで『キュンキュン』とか言ってますから~(笑) お仲間です♪(握手!)←ごめんなさい!同等にしてはいけないですよね(^_^;)

私も藤夏さん同様、どんな状況に置いても“イリコトラブ”である事は決して揺るがないのですが、この頃の松本姉の事を考えるとどうしても感情移入してしまいます。
今回のお話の私なりのキーポイントは、藤夏さんが触れて下さったように『事実ノットイコール真実』という所だったのですが(藤夏さんはいつもこういう辺りをしっかり拾ってくださるのですごく有難いです♪)、入江くんの本当の気持ちという『真実』にたどり着いてもなお、今少しと2人の恋の行方を見守る松本姉には胸をしめつけられますよね。
今回のお話を書くにあたって私、ほんの少しですが事実と真実の違いについてやや哲学的な事を考え、調べてみたりしました。 それによると、『事実』とは客観的に見て明らかな事実際に起こった事象を指しますが、『真実』とは、実際に起こった事象―『事実』に対して、それを個人、または集団の心理、または理解を通して視られるものを指すのだそうです。これだけ読んでもなんだか深いなぁ・・・、と思ったりしました。
入江くんの本当の気持ちに付いて―、松本姉は誰よりも早く『真実』にたどり着いてしまったんわけですが、松本姉がどうして入江くん本人よりも早く真実にたどり着いたのかというのは、藤夏さんの仰る通り、松本姉は他の女子とは違って、入江くんの見かけだけではなく内面にも触れたうえで好きだったからなのだと思います。

そして最後に、9巻は一見地味だけれど実は濃い内容だというのも、イタキスは全般通して内容が濃いというのもまさにその通りと納得です!時代が移り変わってもこうして心ひきつけられるのは、きっとそのせいなのでしょうね♪


水玉様

こんばんは!この度はお忙しい中、コメントと拍手コメントをして下さって本当にありがとうございました!!

まず、すっごく嬉しかった事♪
水玉さん~~、私のブログはじめた時のテンプレ、覚えて下さっていたんですね!!
そうです、そうなんです♪何を隠そう、水玉さんが1周年と2周年をお迎えする時にブログ開設直後の気持ちを思い出す為にも当時のテンプレを使用なさっているといるお話に感銘を受け真似させて頂きました(*^_^*)本当、懐かしく感じると共に、初心忘るべからずと引き締まる気がします!
そして、このテンプレを何方か覚えて下さっていたら嬉しいなぁ・・・などと密かに思っていたのですが、まさか水玉さんからご連絡が頂けるなんて…本当に幸せです。ありがとうございました!!

それから、お話の方にもコメントをありがとうございます!こちらも何とも感慨深くて・・・。
こちらもそうです、そんなんです・・・!!水玉さんに初めて読んで頂いたのは松本姉目線の『Blessing to you』でした。だって、あのお話は水玉さんに捧げるつもりで書いたお話でしたから(^m^) 水玉さんの『無題(←まだそうですよね・・・?(笑))』が無ければ、私が二次創作を書きはじめる事は無かったと言っても過言ではありません。そういう意味でも、水玉さんには感謝しきりです。
この頃の松本姉を書くと、なんとも切なくなりますよね。水玉さんが仰るように、入江くんと琴子が上手くいったという裏には、当然ながら色々な人の失恋が存在しているんですよね。 さっさとイリコトが上手くいってくれれば、松本姉ももっと早くふっきる事も出来たのでしょうが、実際そうなるのはここからまた半年以上・・・。諦めたいのに諦めきれない。この間の松本姉の胸の内はとても複雑で切なかったでしょうね。そんな松本姉の気持ちに沿って読んで下さってありがとうございました(*^_^*)

それから、再びの拍手コメ♪ふふっ!水玉さんったらそんなマイブームが到来中なんですね♪私は、拍手コメの名前の所に挨拶をするのがマイブームかしら(笑)?
私もついついあとがきやコメレスで本音がポロリと出てしまいがちですが、出来る限り前向きな思考で行きたいと思います(*^_^*)

せつない…

こんばんは!!
ぴくもんさんの松本姉目線のお話ですね~!!私が初めて読ませていただいたのも、確かそうでした!
今回もせつない!
琴子ちゃんと入江くんがHAPPYENDになった影には、松本姉の失恋という悲しい事実もあるんですよね。
琴子をからかってばかりの松本姉でしたけど、入江くんへ対する想いは本物だったわけですし…だから、この時は本当に辛かったんじゃないかなあ。
すぱっとあきらめられればよかったのに、でもそれもできず。
ここで入江くんがさっさと琴子ちゃんへの恋を認め、二人がくっついてくれればあきらめようもあるんですが、それもしてくれず…。
失恋確定、でもまだ決定ではない…そんな状況って本当に松本姉にとっては辛いですよね。
その切なさがこちらにも伝わってきて…素敵なお話でした!!
ありがとうございます♪

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覆られない気持ち

こんにちは
 さすが松本さん・・・ 自分の気持ちにも気づけない直樹よりも敏感に直樹の真の気持ちに辿りついちゃったねぇ。 辛いし、覆られない直樹の気持ちだもんなぁ~。
 自分は 直樹に言い方が悪いがぁはっきりと拒絶されたのに 琴子に対しては 気づかないうちにしっかり心は向かってるんだもんなぁ・・・。
 それでも、辛いだろうけども、琴子が気づいてなく 仮に気づいたとしても(無いと思うけどねぇ)鼻持ちでないんがぁ 今の救いかなぁ~。 

プロフィール

ぴくもん

Author:ぴくもん
ご訪問頂きありがとうございます。
こちらは漫画好きの管理人・ぴくもんの創作ブログです。
各ジャンルの原作者様、著作権者様・出版その他関係者様等とは一切関係ございません。
原作のイメージを大切にされる方や二次創作を理解されない方、不快に思われる方は、此処でお引き返し下さい。
拙い作品ばかりですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。


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