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つもる 2/2

入江君、琴子ちゃん、結婚記念日おめでとうございます・・・!
もう小声も小声で申し上げます・・・。

はい、見事に予感的中です(涙)
この幸せな記念日にこんな話を引っさげてくるあたり、完全に空気読めてないやつです、私(>_<)

前半を目通しして下さった方はもう方向性はお分かりですよね?
読まれなかった方は寧ろ賢明だったかもしれません。

後半はさらにご都合主義で、しかも展開走っています。
そのうえ着地点が定まらず、いっそ前半も含めて話を取り下げるべきかもと悩みました。

然しそれでは続きを読みたいと思って下さった方に顔向けできません。
なので私なりに真剣に書きました。色々思うところあると思いますが、読まれた場合はどうか苦情はご勘弁下さい・・・。

前置き長くてすみません。それでは続きは大きな心で受けて止めて下さる方のみどうぞ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










その後、悦子は速やかに精密検査を受けた。
そして2週間後、その結果を知る為に再び二人して病院へ訪れた。

結論から言って―、重雄の胸に立ち込めた不安は皮肉にも的中してしまう事となる。
悦子は子宮頸がんを患っていた。
進行具合はがんが子宮頸部に限局して認められ、他へ拡がっていない状態であるⅠa期。組織学的にのみ診断できる浸潤がんである。
ただ浸潤の深さ・拡がりで判断されるⅠa1期(間質浸潤の深さが3mm以内で、拡がりが7mmを超えないもの)とⅠa2期(間質浸潤の深さが3mmを超えるが5mm以内で、拡がりが7mmを超えないもの)の判断が難しいところで、説明する医師も複雑な表情を浮かべていた。

「Ⅰa2期となるとリンパ節などへの転移の可能性も出てくるため、根治を目指すには子宮全摘、両側付属器切除及び骨盤~傍大動静脈リンパ節廓清(かくせい)が必要です。然し奥様はまだ若いし、なにより現在妊娠中です。胎児を優先させるならば円錐切除に留め妊娠を継続する方法もあります。但し前にもご説明した通り、妊娠中にこの手術を受けると産道の一部である子宮頸管が短くなるので流産や早産をおこしやすくなります」

つまり、悦子の身体を一番に考えるのであればやはり胎児は諦めた方が良いというのが医師の見解だった。
とはいえ簡単な選択ではないだけに、他の医師の意見も聞くようセカンドオピニオンも同時に薦めた。

「それならば――」

最終的な決断は一先ず置いておくとして、胎児の成長を考えれば一刻も早く判断を急ぐべきだ。
重雄は医師に賛成するように悦子を窺った。

「・・・いえ、その必要はありません」

が、重雄の言葉を制するように悦子はきっぱりと首を振った。

「お腹の子を守れる可能性があるならば、どんなに危険があろうと私は産むことを選びます」

先日もしもの事があればと話したにも関わらず、悦子は揺るがない表情でそう答えたのだった。


「早まるな、悦子・・・!お前、自分の言ってる事が分かっているのか?」

思わず大きな声を出してしまう重雄。
勿論本当は迷う事無く出産を選んでやりたい。が、それによってより多くのリスクを被うのは明白だった。
然し悦子は引き下がらない。

「分かっているわ。だけど・・・、だけど私は生みたい。だって、あなたとの間に芽生えた大切な命よ。それに・・・、琴子の為にも」

悦子の脳裏には、重雄のプレゼントした白いクマのぬいぐるみを赤ちゃんのように大切に抱きかかえて眠る琴子の姿が浮かんでいた。


「大丈夫。だって私、根性だけはあるのよ?それにすっごく強運の持ち主なんだから」

「強運・・・?」

重雄は思わず首を傾げる。悦子にそんなものを感じたことは特にない。
すると悦子はにっこりと微笑んだ。

「ええ。だって、あなたに出逢えたじゃない」

「・・・おまっ/// な、何言い出すんだっ人様の前で・・・っ!!」

臆面もなく堂々とそんな事を言い出す悦子に、重雄はついこの緊迫した状況を忘れ、辺りをキョロキョロと見回す。

「あ、あの、すみません。こんな時に妻がとんだ事を・・・・・///」

とにかく重雄は悦子の頭をぐいと押すと、自分もがばっと頭を下げた。

「い、いや、信頼し合っていて大変素晴らしいことではないですか」

一方頭を下げられた医師も慌てて返事をするも、悦子の真直ぐな重雄への愛情を目の当たりにし、先程までの威厳を無くしすっかり赤面してしまっていた。


「でも・・・、お気持ちは十分に理解しました。相原さん」

やがて医師はそう言って少し表情を緩めると、重雄と悦子を交互に見回した。

「私どもはより善い治療方法を提案するのが使命です。然し最終的な意思決定をされるのは闘病するご本人だと思います」

「それじゃあ・・・!」

「但し、もう一度確認させて頂きます」

医師はそう言って再度説明を繰り返した。

胎児の生存をはかりつつ行う円錐切除術の場合、流産・早産の危険が高くなってしまうこと。
そしていざ分娩というときにも子宮頸管が裂けたり、胎児の頭が下降しにくくなること。

「加えて万が一手術後も潜んでいたがん細胞があった場合、再発・場合によっては転移の可能性も高くなります。それでもお気持ちは変わらないのですね?」

「・・・はい、変わりません」

返事する悦子の顔はいつになく意思的だった。

「ご主人も同意されますか?」

「・・・はい」

こうなると重雄ももう覚悟を決めるしかない。
悦子を信じ、意思を尊重すると心に決める。

「それなら胎児を守ることを優先させた治療を行いましょう。先ずは無事出産を目標とし、その後定期的に検査して経過を見守ります。我々も全力をつくしますから、頑張ってください」

「・・・はい、ありがとうございます。ありがとう、あなた・・・・!」

悦子は涙を流しながら医師と重雄に何度も頭を下げたのだった。




その後悦子の治療の日程は速やかに取り決められた。
手術には前後して入院が必要になるが、重雄は仕事を休めない。夜琴子を見る者が居なくなるため、相談してその間琴子は秋田の実家に預けらる事となった。ちょうどもうすぐ幼稚園が春休みに入るというのも都合が良かった。

「おかあさん、びょうきなの?」

とはいえ琴子は大きな瞳から涙をポロポロと零した。
はじめて両親と離れて過ごす不安は勿論、母親が入院せねばならない事は幼心に大きな衝撃だった。

「心配しなくていいのよ。お母さんはすぐ元気になるわ。ね?」

悦子は琴子の頬を伝う涙を拭ってやると、ふんわりと抱き上げて微笑んだ。

「それに、これからとっても素敵なことが起こるんだから」

「・・・すてきなこと・・?」

「ええ。とても」

そしてまだしゃくり上げている娘の瞳を覗き込む。

「あのね琴子、もうすぐあなたはお姉ちゃんになるの。おかあさんのお腹の中には今、赤ちゃんがいるのよ」

「・・・え、ほんとう?おかあさんっ!?」

すると途端に琴子の表情が変わった。
まだ無条件に親の言う事を信用する年齢である。母親が大丈夫だと言った事、そして弟か妹が誕生するというサプライズな知らせにみるみる顔が明るくなる。

「・・・・・。」

そのやり取りを重雄はどうにも複雑な気持ちで見守っていた。
今現在の段階で琴子に下の子の存在を知らせるのはどうかと思ったのだ。

― 然し・・・、それを口にすれば、おれは悦子の回復を、子供が無事に生まれてくることを疑うことになる。

そうすると重雄はただ黙って口を閉じているより仕方なかった。

一方母娘の和気あいあいとした会話は続いた。

「お母さんが退院したら、琴子には沢山お手伝いしてもらわないとね」

「おてつだい?」

「ええ。一緒に洗濯物をほしたり畳んだり、それにお料理も手伝ってもらいたいな」

「うんっ!ことこ、おかあさんのおてつだいする!」

元気に返事した琴子は、漸く秋田行きを受け入れると悦子のお腹を撫で、将来生まれてくる予定の弟か妹に早速話しかけるのだった。


数日後、琴子は迎えに来てくれた悦子の両親に連れられて秋田へ向った。
悦子も入院するとほどなく手術が行われ、なにはともあれ無事終了した。

「よく頑張ったな。悦子」

面会時、労う重雄に悦子は「ありがとう」と微笑む。

「でも・・・、これからが本当の闘いね」

そう語る悦子の瞳は強く真剣そのものだった。





無事退院後、経過に十分注意を払いながらの生活がはじまった。
悦子が心配な重雄は、日常の家事は自分がやるから悦子はなるべく安静にするよう勧める。
が、悦子は頑としてそれを拒否した。

「料理人はそんな家事の傍ら出来る仕事じゃないでしょう?」

「そうは言ってもお前・・・」

「私なら平気だから。それにあなた、私には心強い助手がいるのよ?」

微笑みながら見遣る悦子の視線の先には、エプロンを身につけた小さな琴子が微笑って立っている。

「ねぇ、見て。秋田に行っている間に琴子ったら、こんなに上手に自分で三つ編み出来るようになったのよ」

「お父さん。これ、あたしが自分でしたの」

少し誇らしげな顔をする琴子の長い髪は、少しほつれていたが形になっているお下げに結われていた。

「へぇ。上手なもんだなぁ・・・」

素直に感心した重雄は琴子を褒めた。

「分かったよ。でもやはり今まで通りにとはいかない。おれも手伝わせてもらうからな」

「ええ。ありがとうございます」

「琴子、お母さんをしっかり頼むな」

「はいっ!」

数週間離れて過ごした所為か、いつの間にか自分の事を“あたし”と言うようになった琴子はとても成長したように見える。

― それもその筈か・・・。琴子ももう小学生だもんな。

重雄はふと視線を部屋の片隅に移した。そこには琴子の真新しい赤のランドセルがしっかりと存在感を示している。
そう、この春琴子は小学校に入学したのだ。

「そうだ、お母さん。さんすうのしゅくだいをみてほしいの」

「えっ、ええ、いいわよ」

「悦子お前、きちんと教えられるのか?」

「失礼ね、いくら私でも小1の算数くらい分かるわ」

重雄のからかいにぷぅっと頬を膨らました悦子は、「さぁ琴子、なんでも教えてあげるからね」と琴子の手を引きながら学習机に向ったのだった。





そうして過ぎていったある日の事――。


「いってらっしゃい。お父さん」

出勤の為玄関で靴を履く重雄の背後に琴子が立つ。
小学1年はまだ帰宅が早いのでこうしてまだ見送ってくれる事が多かった。

「ああ。今日もしっかり留守番頼むな」

振り返ると重雄は琴子の頭をポンポンとひと撫でし、「今日は誰と遊ぶんだ?」と尋ねる。

「ゆうこちゃんとさきちゃん」

「そうか。でも宿題を先に済ませるんだぞ」

「もう、分かってるよー」

こうした会話をして出勤するのはもう親子にとって習慣のようなものだった。

「あなた、そろそろ行かないと」

「おう。それじゃ行ってきます」

琴子の隣で微笑む悦子に促され、重雄はニッと笑むと家を出た。


「そろそろ夏が近付いてきたなぁ・・・」

青々と茂る樹の葉の向こうで、強い日差しを感じ重雄は思わず目を細める。
無事目立ってきたお腹の中の子の性別が分かるのまで、もう少しだった。

― 子供が生まれたら、そろそろ独立の事も考えたいものだな・・・。

そんな事を思いつつ、いつものように自転車に跨ると、風を受けながら店に向かってペダルを漕ぎ出した。



「重さん、自宅から電話です・・・!」

その夜、大将の横で腕をふるっていた重雄の元に弟弟子が急ききってやって来たのは、そろそろ店が一番忙しさを増す午後8時前だった。

「なんだって!?」

普段重雄が店に出ている時、悦子が電話をしてくることなど皆無だった。
何か余程の事があったと察知した重雄の表情は、強い緊張感が張り巡らされる。

「多分お嬢さんからです。とにかく急いでください!」

「重、ここはいい。早く!」

「・・・はい・・・!!」

突き上げられるように調理場を飛び出した重雄は電話口に急いだ。

「琴子、一体どうした!?」

「お父さん、お父さん!お・・・、お母さん、お母さんが・・・・・!!」

しゃくり上げながら琴子は、悦子が出血し倒れたことを知らせる。

― 流産・・・。

一瞬真っ白になった頭で、然しくっきり浮かんだ単語はこの数ヶ月一番恐れつつ絶対に考えまいとしていたものだった。
ドクドクと血液が逆流するような音が耳に直に叩き込まれるような感覚を重雄は覚える。

「・・・琴子、いいか。今からお父さんの言う事をしっかりメモにとるんだ」

震えそうな声と手を必死に抑え、重雄はもしもの時にと医師に指示されいつも持ち歩いていたメモを見ながら、琴子に出来る事を説明した。

「お前なら出来る。・・・頼んだぞ、琴子」

励ましながらも泣きじゃくっている琴子が心配でならない。
然し一刻の猶予も許さない重雄は、電話を切ると次に119番し救急車を要請した。そして着の身着のまま自転車に跨ると無我夢中で自宅へと戻る。
そしてほぼ同時に到着した救急車に同乗すると、処置を受ける悦子の手を握り病院へと向った。



その後彼らを待ち受けていたのは、坂道を転げ落ちるような辛く苦しい日々だった。
医師が始めに言った通り、円錐切除手術は産道の一部である子宮頸管が短くなる。十分気を付けていたつもりだったが、お腹の子は流産してしまった。

それだけではない。お腹の子を優先させた治療方法だったために、悦子の身体には僅かにがん細胞が隠れ潜んでいたのだ。
それは静かに、然し驚くべき速さで増殖し肺や肝臓に遠隔転移していった。
今までの無理が祟ったのか、入院した悦子はみるみるうちに病魔に蝕まれ精気を失っていった。




時は流れ、再び春である。

「今日はやけに冷えるよ、悦子」

店が定休日のその日、重雄は一人昼から見舞いに訪れていた。
花冷えする日だった。
白い顔で眠る悦子の痩せた頬を撫で、傍らの椅子に腰を下ろすと手を擦り合わせながら窓の外を眺める。
満開だった桜の花びらが前夜から吹く強い風を受けて落ち、地面を薄桃色に覆っている。


「・・・すまない、悦子」

不意に重雄の口からそんな言葉が零れ落ちた。

「おれは・・・、結局お前に何もしてやれなかった」

今まで決して泣かなかった重雄だったが、それだけに一度切れた緊張はぷつんと切れ、涙はもう決壊したダムのように溢れ出てくる。
やはり何をおいても悦子の命を最優先すべきではなかったのか。
つい悦子の言葉を信じたくなった自分の弱さが今回の事を招いてしまったのではないか。

「いつも苦労ばかりかけて・・・」

昼夜逆転する仕事の為に苦労も沢山させただろう。
不器用なうえ、頼れる親や親戚が近くに居ない悦子に、それは大きな負担であったに違いない。
瞼を閉じた悦子に向って重雄は深く項垂れた。



「・・・そんな事、ありません・・・」

その時、眠っているかと思われた悦子がか細く返事をした。

「悦子・・・、お前いつから・・・」

ハッとした重雄は咄嗟に涙を拭った。
顔を上げ悦子を見下ろす。

「ごめんなさい。始めから起きていたんだけど、ちょっとしんどくて・・・」

弱弱しく微笑む顔は必死に痛みに耐えているのが窺えた。


「ねぇ、聞いて重雄さん」

そう言った悦子は少し身を起こそうとした。
が、身体の自由が利かないらしくそれは叶わない。

「悦子、辛いんだろう?無理するな。話だってしなくていいから」

「いいの、話したいの」

止めようとする重雄に首を振って懇願する。
何か気迫のようなものを感じ、重雄は黙るとじっと言葉を待った。
やがて一呼吸すると悦子はゆっくりと話し始めた。



「ねぇ重雄さん。私たちが出会った時の事、覚えてる?」

「・・・ああ、勿論」

重雄は頷いた。そして今こんな話を始める悦子に予感めいたものを感じるが、あえて口には出さなかった。

「お腹が空いて行き倒れになりそうになっていたお前にご飯を食べさせたんだよなぁ」

「・・・そう。美味しかったなぁ」

懐かしげに呟く重雄に悦子も似たような口調になる。

「それから私、あなたの顔が見たくて、傍にいたくて、毎日店に押し掛けたのよね。お金無いから、いつも一番安いものを注文して」

「呆れたものだったよ。あれじゃ栄養が偏っちまう」

「だから時々こっそりおまけしてくれたのよね」

「・・・放って置けなくて」

頭を掻く重雄に悦子がクスリと微笑う。
その頃悦子はまだ高校を卒業し、秋田から上京したばかりで、そして重雄は駆け出しの料理見習い人だった。

「随分と時が流れた気がするなぁ・・・」

そういえば、二人の出逢った日もまた春だった。

「あの頃私、上京して早々だったけどもう故郷に帰ろうと思っていた。東京に憧れて後先考えずにやってきたものの、想像以上に思い通りに行かない日々ですっかり疲れちゃって。でも、あなたに出逢って世界が変わったの。私の居る場所は此処だと思った」

「へへ・・・、胃袋を掴んじまったか?」

こういう話はつい照れて茶化す重雄を悦子は良く知っている。

「そうね。でもそれ以上を心を掴まれてしまった」

そう返事して余計に重雄の耳を赤くさせた。


「ねぇ重雄さん。あなたはそうして照れ屋で言葉が少ないから、私は時々不安になって喧嘩もしたわ。琴子が生まれる前は家出してみたりもした」

「そうだったな」

「でもそんな時は必ず探してくれた。そして見つけ出してくれた後は、手を繋いで帰ってくれた」

「ああ」

今よりもっと若く青臭かった頃の自分達が走馬灯のように思い出され、重雄の胸は一杯になる。


「ねぇ」

と、不意に悦子がクスッと微笑った。

「今だから言ってしまうけど重雄さん、毎日私が作る下手な朝食をいつも残さず全部食べるの大変だったでしょう?」

「え・・・?」

何を唐突に言うのかと、重雄は眉を少し上げる。

「料理人のあなたにあんなお料理を出して、申し訳ないなぁって思いながら、でも嬉しくて今まで黙ってずっと食べてもらっちゃった」

「・・・そんなの、食べるのなんて当たり前じゃないか」

悪戯っぽく笑う悦子に重雄の語気は少し強くなる。
寧ろ、少しずつだか上達するそれを感じるのが毎朝の楽しみになっていたのだから。

「ありがとう。そんな風に当たり前だと思ってくれるあなたが大好きだった」

悦子ふわりと笑うと重雄の手の甲に掌を重ねた。


「・・・分かっていたことだけど、毎晩仕事であなたがいないのは寂しかったわ」

「そうだよな。ごめん」

少し恨みがましいけれど、と断りながら悦子が言った科白に重雄は素直に謝った。
この仕事に誇りを持っているとはいえ、幼い子を抱え過ごす夜の悦子の心許なさを思うと、重雄はそうせずにいられない。

「でもね?嬉しくもあったの」

「嬉しい・・・?」

然しその言葉の意味は分からなかった。

「だって、琴子を任せ、夜の家を任せてくれるのは私を信頼してくれていたからでしょう?」

すると悦子はそう言って心から幸せそうな顔をした。

「こんな私を信じてくれて、・・・愛してくれてありがとう」

「悦子・・・」

悦子の手を握り直した重雄はもう涙を堪えきれなくなっていた。


「私の方こそごめんなさい。これから私、あなたにもっと沢山の苦労をかけてしまうのね」

「おい、お前何を言って―・・・・」

「・・・でも信じてるわ。私が先に逝っても、重雄さんなら琴子を立派に育ててくれ――」

「縁起でも無い事考えるな・・・!」

「・・・ごめんなさい。少し喋りすぎたかしら。とても疲れたみたい・・・」

激しく叱る重雄に、悦子はうっすら微笑むとそれを最後に意識を手放してしまった。


「・・・おいっ!悦子!!」

悦子を支えながら重雄は慌ててナースコールを押した。ぐったりとした悦子はぴくりとも動かない。
その後素早く駆けつけた看護婦により悦子はすぐ様別室に移された。
が、数日後とうとう息を引き取ることとなった―。





火葬を済ませた後、重雄は考えた末、悦子の遺骨を彼女の実家のある秋田に埋葬される事に決めた。
「あんたに心底惚れとったから、寂しがるんでないか?」と悦子の両親は重雄を気遣ったが、重雄は丁重に固辞した。

「おれの心の中に悦子はちゃんといますから。それにこれから毎年、この景色を見せに琴子を此処に連れてきてやりたいんです」

そう言って見回す北の大地には、東京より遅い桜が満開に咲き乱れている。


「琴子、これからお父さんと二人きりだな」

「・・・うん」

「お母さんと離れるの、寂しいか?」

無言の琴子はしゃくりあげるとぐしと鼻を啜った。
それでも懸命に耐えているのは、この入院生活の間に幼心に色々な覚悟を決めてきたからだったのだろう。

「・・・でも頑張らなきゃな。だってお母さん、琴子が明るく元気に育つって信じて逝ったから」

「・・・ん」

「それにお母さんのいる空はどこまでいっても続いている。だから琴子も信じてほしいんだ。きっと、いつもお母さんは琴子の傍にいるよ」

「そばに・・・?」

「ああ」

重雄に促され、琴子は空を仰ぐ。薄い水色をした空だった。
すると白いものがはらはらと舞い落ちてくる。

「雪・・・?違う、桜だ」

風が吹いて桜の樹の枝をゆらしたのだった。



― 悦子、見ててくれ。

幻想的な景色を眺めながら、重雄は心の中で悦子に語りかけた。
とても近くに悦子がいるような気がしたのだ。

― お前が信じてくれたように、おれは琴子をこれから護っていく。
お前にそっくりな琴子がこれから、お前と同じように真直ぐ人を愛し、愛される人に育つよう、おれが責任持って見守っていく。

重雄の誓いに答えるように、優しい風が頬を撫でる。

それから少し立ちつくす二人の間に、花びらは絶間なく降りつもっていった。
これからを生きる二人の心の襞に、その痕をいくつも残しながら――。








改めてこのような話にお付き合い下さいましてありがとうございました。
完全な自己満足ではありますが前後編に渡り、重雄と悦子の物語を紡がせて頂きました。
その割にはなんとも中途半端な作品で・・・。
しかもこのような日に・・・、という意味も含め、重ねてお詫び申し上げます。


とはいえこの後、この話を踏まえて【約束②】を進めていこうと思います。
その後は勿論入江くんとの【約束】の予定です。
結婚記念日は過ぎてしまいますが、これだけは仕上げたいと思います!

・・・その後、結婚式の披露宴話も考えていたんですけどね~。
その夜のお話も・・・(← これは去年から ^^;)
これはお蔵入りかな?若しくはまだブログが続いていたら来年・・・?うーーん、読者様的にはどちらが良いのでしょう?

って、あとがきも長っ・・・(>_<)
という事で、ここで失礼させていただきますっ!お疲れ様でした!

テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

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コメントありがとうございました!

あけみ様

こんばんは。ひぃ~~ごめんなさい(>_<)すごく遅いコメレスになってしまいました(汗)
うう・・・、ありがとうございます!!滝のようになんて有難すぎます。どうぞハンカチを(さっ!)
私も実は突き詰めて考えた事は今まで一度もありませんでした。然し何故か急にふと思い浮かんで・・・。やはり自分も浅いながらも経験を重ね、こういう所にも思考がいく様になったのかもしれません。とはいえ拙い内容には違いないのですが(^^;)
こうした経緯があっての琴子の結婚。重雄は本当に感無量だったことと思います。今やっと重い腰を上げて『約束』の続きを書き始めたのですが、この「つもる」がほぼ夫婦の話だっただけに、補足というわけではないのですが、その後の重雄と琴子の思い出がまた入ったりしてもう収拾がつきません(ギャッ!)本当に、何時出せるだろう・・・?(涙)
もうかなりうざい内容になってしまうかもしれませんが、どうかお付き合い頂ければと思います!というか、読んでください!お願いします!!

コメントありがとうございました!

この度は本当に心の籠ったコメントの数々をありがとうございました!!
もう胸が一杯になりました。なりすぎて遅い返信になってしまったことをお許しください。
それでは以下、其々の方にお返事です。




嘉村のと様


すみません、二重コメの一つ消させて頂いたのですが、うっかり非公開の方を消してしまってコメが公開状態になってしまいました・・・(>_<)大丈夫ですか?もし消した方が良ければまたご連絡下さいね!

それからひぃ~~!バスの中で・・・すみません、すみません!
でも嬉しいです。そんな感情移入して頂けたなんて感激です・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
本当、最愛の夫と娘をおいて先に逝く悦子の無念は大きかったと思います。だけどその先にこの二人に最大の信頼をのせて旅立ったのだと思います。
願ったとおりに琴子が真直ぐ育った事、そしてそんな琴子が愛した入江くんが同じように琴子を愛してくれた事―、結婚式の日はきっと空から喜んで見てくれていたんでしょうね。

と、その前に「約束」ですよ!イメージは出来ているんですがね、ここから文章化するのが大変なんですよね~~(^_^;)のとさんのように流れるように言葉を紡げればよいのですが(>_<)
ともあれ頑張ります!こちらこそありがとうございました!





まあち様

ありがとうございます!「今日だからこそ」のお言葉をまあちさんを始め沢山の方が仰ってくださり、どれほど気持ちが救われたことか(T_T)

そうですよね、こちらに遊びに来て下さっている方は皆さん琴子ちゃんが大好きなんですもんね!琴子ちゃんの性格の素晴らしさとか、そういうもののルーツに今回の作品が少しでも触れられていたのならもう私はそれで十分です!
ええ、きっとお母さんはとっても素敵な女性だったんだと思います(*^_^*)

不味いごはんを食べるのはそう、入江くんとお父さん同じですよね。
一見似たところがあるように見えない二人ですが、実は似た部分があるのだと思います(^m^)





紀子ママ様

早速読んで下さってに嬉しかったです!前半でくじけそうになった私を支えて下さったのが紀子ママさんを始めとしたのコメントして下さった方の存在だったんです。
今回も記念日だからこそ・・・というお言葉に寧ろ私が気付かされた思いでした。
本当にいつも支えられています。ありがとうございます(*^_^*)

そうです。三つ編みを出来るようになったエピはchan-BBさんの「ドロップ」からイメージしました(^^)お姉ちゃんになる為に練習し始めた事が、お母さんが居ないから上手になっていったって、自分で想像していてなんですが切ないですよね・・・。本当に、こんな風に頑張ってきた琴子が報われる日が来てくれて良かったです。

創作の続行についてはご心配をお掛けして申し訳ありません(>_<)実際どうなるのか先の話は分からないのですが、まだまだこの場所に私しっかり執着しちゃってますから(^^;)、続けさせて頂きますので!私の方こそ、紀子ママさんにはずっと見に来て頂きたいです。どっか行っちゃったら泣きますよ~~!





ちぇるしぃ様


いえもう、後半にこうして心の籠ったコメントを頂けて十分に有難いです!
暑苦しいなんてとんでもない!ハートフルで楽しくて、ちぇるしぃさsんのコメ大好きですよ(*^_^*)窺えるお人柄も♪

命を賭しても愛する人との子を産みたいと願う悦子の気持ちが真直ぐ伝わってきただけに、重雄は様々な不安を胸に秘めながらも悦子の思いを尊重したんですよね。悦子にもきっとそれは十分伝わっていたのでしょうね。
自分を信頼してくれた重雄のように、同じ気持ちで信頼だけを遺して旅立った悦子は、仰るとおり最期まで重雄に対し愛と感謝しかなかったのだと思います。
そして悦子の信頼を裏切らず琴子をこんな素敵な女の子に育て上げた重雄はやはり凄いなと改めて思いました。

入江くんは結婚してからあらゆる事を経て、重雄の琴子への愛情、悦子の琴子への愛情も感じ取っていったのでしょうね。それを受けて自分もいっそう琴子を大切にしたいと、あのお墓参りの日は誓っていた気がします。って、想像を膨らませながらあの墓前に手を合わせていたシーンを思い出すともう涙が出てきそうですよ~~(T_T)そして、琴美ちゃんが生まれる(た)時にはさらにどんな風に思ったのだろうとか、ほんとどこまでも想像が飛んでいってしまいます。
・・・いやぁ、涙もろくなるって分かりますよ~~!えへへ(;´▽`A``

次回も頑張りますね!そしてあちらも・・・(苦笑)
流れは既に頭の中にあるんです・・・多分。なのに放置は文章化が苦手だから(^_^;)
…って何を今更!こんな更新の酷さでも続きを待って頂けるなんて幸せものです。本当に
ありがとうございます!どうぞ今後も宜しくお願い致します~♪




REE様

とんでもないです!まとめ読みありがとうございます!
【つもる】は、始めにも書きましたが【約束】の重雄と琴子のやり取りを書くにあたってふと浮かんだお話でした。
もう仰るとおりで、この話の中に、「どこか父と似たところがある入江くんに惚れる琴子」を含ませたかったんです。不器用だけれど一生懸命な女性を放っておけず、ついには恋に落ちるのですから入江くんと重雄はどこか似ていますよね。勿論、入江くんの方が重雄よりずっと一筋縄ではいかない相手ではありましたが(^_^;)
琴子は二人が似ているなんて思ってもいないんでしょうけど、重雄は・・・どこか入江くんと自分に共通する部分を感じていたのかもって思いません?だからこそ、結婚後二人に起こる様々な出来事も見守ってやれたのかなぁ、なんて(*^_^*)

両親から沢山の愛情を受けながらもどこか物理的寂しさをずっと持っていたであろう琴子が、こうして結婚する事でまるで実の母のような義母や辛らつだけど実は優しい義弟を持てたって本当に悦子も天国で心から喜んだことでしょうね。そのあたりを踏まえながら、結婚前夜を私なりの妄想でまた【約束】の続きで書かせて頂きますね。

結婚式の披露宴と夜のお話もご希望下さって嬉しいです。
ぼちぼちで・・・のお言葉に甘えてまた書いていきますね。閉鎖したら寂しいと思っていただけるなんて嬉しいです、本当にありがとうございます!





まりchan様


沢山感情移入しながら読んで下さったんですね。ありがとうございます!
台湾版は所々しか実は観ていなくて・・・、そのシーンは知らないのですが、入江くんがそんな風にお父さんに声を掛けるシーンがあるんですね。また時間が出来たら観てみたいと思います(*^_^*)
続きも希望して下さって嬉しいです。頑張りますっ!




narack様

本当ですか?更新楽しみにして頂けてなんて嬉しいです~(*^_^*)
どうしてもシリアスにならざるを得ない展開でしたが、その中に二人の琴子への惜しみない愛情を感じて頂けて良かったです。
琴子が二人の願うように真直ぐ素敵に育ち、やがて入江くんと結ばれた事は本当に素敵なことですよね。また、琴美ちゃんにもそうした愛情が引き継がれていくというのもその通りだと思います。
結婚記念日にこんな話を・・・とUP当初は本気で思ったのですが、narackさんを初めコメントくださった方々から「こんな日だからこそ」と仰って頂けてとても救われました。素敵な読者様にご訪問頂けていることをただただ感謝します。





kaotokuchan様


ああ、kaotokuchanさんも!お気持ち沿って読んで下さり本当に嬉しいです。ありがとうございます!
子供の成長に、両親の姿って仰るとおりとても影響があると思います。こんな風に互いを思いやり愛し合った重雄と悦子の下でだったからこそ、琴子はあんなに真直ぐで素敵な女性に育ったのでしょうね。その琴子を任されたのだから入江くんの責任は重要!というのはもう本当に同意します!!これから先、沢山の壁が待っているの訳ですが、二人で時に立ち止まり引き換えしたりしながら同じ道を共に歩いていってほしい、そう思います。
このまま結婚式当日までつっぱしちゃっていいですか?そう思って下さる方がいるならちょっと頑張ってみようかなぁ♪激励感謝します。頑張ります!





ブラックチョコ様

こういう歴史がありこそ、琴子ちゃんの結婚の意義があると思って頂けて本当に嬉しいです。イタキスはもちろんラブコメという大前提があるのですが、その先に沢山のメッセージが含まれている作品ですもんね。
本当にUP当初はドキドキだったんです。でも、二人の結婚記念日に相応しい作品だとコメント下さった方々に口を揃えて仰って頂け、漸く気持ちが落ち着きました。ありがとうございます(*^_^*)

琴子ちゃんが悦子の性格をよく引き継いでいるのはもう全く文中の通りです。そして、そんな琴子ちゃんを入江くんがいつしか愛するようになったのが、一見違うタイプであるけれど実は重雄パパと似ているというのもまさにご指摘の通りです(^^)
実はそれ描きたくて書いたお話だったので、読み取って頂けてただただ感激しております!

後編は前編より少し長くなってしまいましたが、あまり長々としてはいけないと思いテンポよく書くよう心掛けました。創作をはじめて2年。少しは成長できていましたかね?(^m^)
【約束】もご期待に沿えるよう頑張りたいです。でも・・・かなり不安(^^;)
とはいえ、期間に拘らずという暖かい言葉を励みに、自分なりに納得いく作品に仕上げられればと思います。
最後に、3回に渡るコメントきっちり届いていましたので!!本当にめちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございました!





あやみくママ様


そうですよね。命にどちらが重いかなんて選択はそもそもないのでしょうが、子を身篭った母親の殆どがこういう選択をするのはとても自然なことなんだと思います。重雄の気持ちも分かるんですけどね・・・。
結局流産してしまい、重雄と琴子は2つの命を立て続けに失いました。せめて悦子だけでも・・・という思い、私も同感です。運命とは努力だけではどうにもならない最たるものですよね。
然しそこから父娘二人で前を向き、琴子がこんな風に素敵な女性に育ったのは本当に素晴らしいですよね。きっと悦子は空から二人に沢山のエールを送っているんだと思います。「さすが重雄さん」って悦子に微笑まれたら、重雄は「何いってやがんでぃ!当然だろ、おれ達の娘だ」って照れながらも無をはるんでしょうね(*^_^*)





藤夏様

前編からコメントしようとして下さっていたんですね。ありがとうございます(*^_^*)
そんな、ぐちゃぐちゃなんてとんでもない!寧ろ私の方が皆さんの下さったコメントの深さにどうお返事していいのか分からず、何度も読み返しては書き出せずにいました、拙いお返事をお許しください。

結婚前夜を琴子と重雄の絡みで書こうと思った時、やはり悦子の存在は無視できず・・・、とはいえやはり仰る通り故人ですからどこまで踏み込んでいいのやら、はじめは本当に少し冒頭で書こうと思ったのが、指が止まらず書ききってしまったという感じでした。
重雄と悦子のやり取りを書きながら、でも実は書きたかったのは他の方のお返事にも書かせて頂いたのですが、「入江くんと重雄の似ている部分」だったんです。藤夏さんにも気付いていただけてよかったです。ありがとうございます!
さて、コメレスが済んだところでいよいよ書いていこうと思うのですが・・・、大体のイメージがあるもののどこから入ればいいのか、どうして終わらせるのかをまた迷ってます(>_<)藤夏さんもこういう事あります?うーーん、創作って難しい!
でも頑張ります~~♪





ひろりん様

もう、ひろりんさんにはそんなに読み返し考えながらコメントして頂いて・・・頭があがらない思いで一杯です。こちらこそ心の籠った思いの数々を何度も読み返しながら、どうお返事して良いか迷ってお返事が遅くなってしまってすみません(>_<)

他の方のお返事にも書かせて頂いたのですが、イタキスはラブコメでありながら仰るとおり「人と愛情」がふんだんに描かれていますよね。そうして創作でも沢山の素晴らしいお話が生まれているわけですが、その中でどうしても描き辛く、然し実は重要な人間関係の一つが琴子の両親がどんな夫婦だったかという事なのではないかとと思います。
琴子があのように真直ぐで人を引きつける人間に育ったのはやはり両親の影響が多大にあるのだと思ったんです。その一端を拙いながらも表現できていたなら、これ以上の事はありません。

もし悦子が赤ちゃんを諦めていたら・・・、たとえ命が助かろうと後悔が残ったのはきっとそうなんでしょうね。即決で産むと決めたのは、直感的にそれを感じたからなのでしょう。重雄も悦子を選ぶと言いつつ、そんな彼女を愛したのだと思います。
こうした母親の強さ・潔さを琴子が継承しているのは間違い無いですよね。母の記憶があまりない琴子ですが、核の部分は覚えているんでしょうね。
・・・と、私もつい長々と書いてしまいましたが何を言いたいのか分からなくなってきて・・・(>_<;)このようなお返事でお恥ずかしいです。でもとっても嬉しかったです!ありがとうございました!


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じーん

バスの中、人目も憚らずにしくしく泣いてしまいました(;_;)うぅ~わーん…本当は前編のときにコメントしようと思ったんですが遅くなりましてすみません。
悦子さんと重雄のやりとりが切なくて切なくて…!この悲しみを乗り越えようとする重雄と琴子の気持ちを思うと、また残して逝かなければならない悦子さんの気持ちを思うと胸が締め付けられる想いでした。
しかしそれを踏まえると、一生懸命な琴子が幸せになれることがとても嬉しく、祝福したくなります。良かったね、と悦子さんにも重雄にも琴子ちゃんにも言いたくなります。
とっても素敵なおはなしでした(;_;)そして続きも大変楽しみにしています。…と、プレッシャーをかけるようなことを言ってごめんなさい。無理はなさらないで下さい。でも本当に楽しみにしています。
素敵なおはなしをありがとうございました♪

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