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新婚さん家に行ってみよう!5

先日は3周年のご挨拶に沢山のコメントや拍手をありがとうございました!
なんだかおめでたいはずの日に湿っぽい記事しか上げられなかった自分に反省(>_<)

皆様が気持ち良く此処に遊びに来て下さるよう、これからはなるべく明るく前向きにやっていきたいと思います!
お返事遅くなりそうですがまたあらためてさせて下さいね。
今は創作の更新を優先する事をお許し下さい。

さて、予告通りずっと放置していたキューダイさんのお話を更新させて頂きます。
いつ振りだ?というお話でほんと申し訳ない・・・っ!でも大丈夫です。前回までを振り返らなくても此処から読める内容ですので!(いいのか、それで?というツッコミは華麗にスルーさせて頂きますw)

書いていたら適当な量になったので一旦上げますね。そして次回こそは絶対終れる筈。
その時にはnarackさんが描いて下さった素敵なイラストが待っていますよ~~♪

今年中にフィニッシュ目指して頑張ります!応援してください☆






・・・・・・・・・・・・・・・・・




漸く揃った三人での会話はとめどなく続いた。
互いの近況はもちろん、結婚式のVで見つけた懐かしい顔ぶれの近況や彼らとの思い出話に花が咲く。

定番だが新婚旅行の話題を俺が振ると、琴子ちゃんははにかむような苦笑いするような複雑な表情を浮かべた。その理由は「あまりゆっくり出来なかったんです」と言いながら彼女が見せてくれた、膨大な量の新婚旅行のアルバムを見れば大体推測がついた。因みにこれらも入江のお母さんがVと共にちゃっかりセッティングしていてくれたらしい。何もかも見透かしているような入江のお母さんに俺はもはや脱帽状態である。


「このいつも一緒の姉さん、俺ちょっと怖い」

そこに写ったハイレグ&がっつりメイクの女の人について、俺が真っ先に浮かんだ感想を呟くと琴子ちゃんは「え?怖いって?」と驚いたように訊いてきた。

「うん。だってケバいし、水着もちょっと・・・」

「で、でも色気のないものよりは・・・」

「もしかして琴子ちゃん、自分と比べたとか?
 だとしたらぜーんぜん。俺は琴子ちゃんの方がずっと可愛いと思うよ」

にっこり笑う俺を入江が凄い目で睨んでくる。まるで余計な事は言うなとでも言わんばかりだ。
いや、琴子ちゃんを見るなっていう事かも。
でも俺は全く気にせず続ける。

「でも、ビキニとか凄く似合いそうだから、今度選んでみたら?入江も喜ぶかもよ」

「そっ そんな・・・っ///」俺の言葉に琴子ちゃんは顔を真赤にしてあわあわと答えた。

「で、でもそれじゃあこの夏にでもまた・・・」そしておずおずと入江に視線をやる。

「俺は暫く海とかはもうたくさんだから行かないぞ」

「ええ~そんなぁ。・・・入江くんのイジワル」

ピシャリと期待を遮られた琴子ちゃんはプゥッと頬を膨らませた。
分かってないんだなぁ。入江はただ自分の独占欲全開なだけなのに。

「海とはいかずとも、どこか連れてってやれよ。旦那さん?」

苦笑する俺に入江は肩を竦めた。

「もう少し有意義に過ごせる場所なら」

「ほ、本当!?」

途端に琴子ちゃんが目を輝かせる。
そしてこの夏、二人は入江の提案により九州は大分に向うのだが、それはまた別の話である。


それより不思議なのは、この写真を一体誰が撮っているかだ。
それらはどれを見ても明らかに二人以外の誰かが撮っているのだが、その割りに二人が全くカメラ目線でない。明らかに盗撮レベルの写真の数々。
そうなると思い浮かぶ可能性は――。

「ところでさ、つかぬ事を聞くけどもしやこれ撮ったのって・・・」
俺は正面に座る入江に向って切り出してみた。

「うちの母親ですよ」すると入江が淡々と答える。

「そうなんです。実は入江家の家族皆と私のお父さん、全員揃ってハワイに行ってたんですよ」

続けて琴子ちゃんがそう言った。 曰く、彼らは二人の泊まっていたホテルではなく、入江のお父さんが所有する別邸にずっと宿泊していたらしい。それもあって琴子ちゃんは帰国するまでその事に全く気付いていなかったのだそうだ。
(入江は当然気付いていた)
その話を聞いた途端、俺なブッと吹きだしてしまう。

「入江、お前大変だったな・・・」

「九代さん、言葉と表情が一致してませんけど」

「あのキューダイさん、あたしも色々大変だったんですけど・・・」

入江と琴子ちゃんが其々に俺に向かって意見する。

が、俺は構わず「いや、ごめん琴子ちゃん。それでも俺は今、男として最高に入江に同情する」と断言し腹を抱えて笑ったのだった。
だってそうだろう。
面倒くさいカップルに纏わりつかれるは母親に始終マークされるはでは、二人が望んだような時間はきっと、ほんの僅かしかなかったのだろうから。
入江の欲求不満は琴子ちゃんのそれとは正直比較にならなかった筈だ。

「いや~~あらためてお疲れ、入江!」

俺の言葉に入江は「全然嬉しくありませんね」とフンと鼻を鳴らした。

「もういいだろ。琴子、そのアルバムもう仕舞え」

「あ。う うん」

不機嫌に指図する入江に琴子ちゃんは呆気に撮られながらアルバムを閉じたのだった。




話題はまたあれこれと移り行く。

「あ・・・」

ふと手を伸ばしたコーヒーカップはいつの間にか空っぽになっていた。

「あ、すみません。お代わり今用意しますね」

俺の漏らした声に気付いた琴子ちゃんが立ち上がり、カップを手に取る。

「またコーヒーでいいですか?」

「うん。ありがとう」

「入江くんももう無くなりそうだから、新しいの淹れ直すね」

「ああ。頼む」

「はーい」

従順に答えた琴子ちゃんは2客のカップ&ソーサーをお盆に載せ、キッチンに向って歩いていった。
ドニーズ時代の癖なのか持ち方はなぜかウェイトレス持ち。
相変わらずのバランス感覚で運ぶ彼女に俺はつい目を細めて彼女の後姿を眺める。

「いつもこんな風に甲斐甲斐しく動いてくれるの?さすが新妻」

「別に。昔からこうですよ、あいつは」

「あ、そ。なんだよ、それ惚気かよ?」

「さぁ。ま、好きなようにとってもらってもらったらいいんじゃないです?」

こちらもまた相変わらず横柄な態度の入江。

「ヤな奴」

フッと笑う俺に入江は「九代さんはそういう相手いないんですか?」と訊ねてきた。

「おっ 珍しい。俺のプライベートにお前が興味持つなんて」

「まさか。ただの流れですからどうぞ気にしないで下さい」

「なんだよ冷たいなぁ。折角ちょっと話しちゃう?って気になってたのにさ」

わざとらしく不貞腐れる俺を入江はハイハイとさも適当そうにいなす。
そうこうしていると琴子ちゃんが淹れなおしたコーヒーを持って戻ってきた。

「何の話してたんですか?」

「んー、大した事じゃないよ。俺の恋話聞くか?って言って、入江に却下されたところ」

特に何も考えずありのままに俺は答えた。
すると琴子ちゃんの顔がパァッと明るくなる。

「わぁ~~っ それ聞きたい!そういえばいつもキューダイさんが質問してあたし達が答えてばっかりですもんねっ」

「あ、いや・・・。これはただ冗談で言っただけで。
 俺は特に話す事なんてないから・・・」

この展開に俺はちょっと焦りながら答える。そうだ、今さらだけど女の子ってこういう話聞くの好きだよな。
そしてどうやら琴子ちゃんも例外ではなさそうだ。

「え~~、でもキューダイさんって結構ドニーズでも人気あったし、何もないなんて事ないでしょ。
 あ、あたしは勿論入江くん一筋だったわよ?」そう言って食い下がる琴子ちゃん。

「それは言わなくても分かってる」そんな彼女の科白に入江がしれっと答える。(やはり何様俺様だ)

「けど、俺もちょっと聞きたいですね」

「うんうん!だってキューダイさんって職場も綺麗な女の人よりどりみどりだし。そうだ、さっき入江くんが帰ってくる前に奈々とも連絡とってるとも言ってましたよね?その辺りで何かないんですかぁ?」

「・・・っ!!」

思わずぐっと息を呑む俺に入江が「へぇ?」と眉を上げる。

「そうなんだ。まだ釘宮さんと連絡とってたんだ、九代さん。
 この前あった時の言い振りから、てっきりもう縁が切れてるんだと思っていましたよ」

かなり含みのある言い方で小首を傾げ此方を見てくる。
そんな入江に琴子ちゃんはハッとし俺の方を向いた。

「え・・・え・・・、キューダイさん、も もしかして奈々と・・・?!」

「・・・。うん、まぁね」今さら話すにはどうにも決まり悪く、俺は彼女の大きく見開かれた眼から逃れるように視線を少し横に逸らす。

「い、一体いつから?入江くんは知ってたの?
 え、もしかして知らなかったのってドニーズであたしだけ!?」

「いや、そんな事は・・・。
 というか、奈々と付き合い始めたのは、あいつがドニーズを辞めた時にやった送別会からなんだ」

「そ、そうなんだ・・・!だからあたしは知らなかったのね、・・・って。
 それならどうして入江くんが知っているの?だ、だって入江くんもあの日にドニーズは辞めた筈なのに・・・」

訳が分からないという顔で俺と入江を交互に見つめる。その姿に入江は小さくプッと吹きだした。

「お前は自分の事でいっぱいいっぱいで周りを見てる余裕なんてなさそうだったからな」

「うっ・・・。た、確かにそうね。あたし、ドニーズでは入江くんと仕事覚えるので精一杯だったし。
 だけどもう知ったからには引き下がれないわ。
 キューダイさん、話してくれますよね・・・!?」

琴子ちゃんがいつになく迫力のある様子で俺に迫ってくる。
そしてまるで助け舟を出してくれそうにない入江。
この状況に俺はもう話題を逸らすのはちょっと難しい事を悟る。

「・・・言っとくけど、別に大した話なんかじゃないよ?」

俺は先に断りを入れるとまたカップを手にとり、残っていたコーヒーを一息に飲み干す。

そしてあまり得意でない自分の話を彼らにし始めたのだった。





3周年のご挨拶と共に始めさせて頂いたアンケート(皆様、ご協力ありがとうございます♪とても興味深く拝見させて頂いております^^)であらためて知ったキューダイさん人気。
(と、自分で言ってしまってすみません^^;)
オリキャラにも関わらず愛されキャラで生みの親としては嬉しいかぎりです。ありがとうございます!
そんな訳でちょっと彼自身の話も入れてみようと思い、今回書いてみました。

『交差点』を書いた時に読者の方から「奈々ちゃんとは別れちゃったのですね・・・」というような声が聞かれたのですが、実はそうではなかったんです^^私の中では裏設定が密かにあったんですよ。そのあたりを次回は少し触れ、締めくくりに繋げていきたいと思います^^

どうぞお待ち下さい☆

テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

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Re: タイトルなし

> みゆっち様

こんにちは^^
再びのコメントありがとうございます♪
うふふ~~やっぱり「ズバリ!」でしたかww
みゆっちさんはきっと脇役愛なお方だと信じておりましたともっ!

みゆっちさんの彼と彼女、全部ではないんですが6、7話くらいは読ませて頂いておりますよ!
かなりいい味だしてますよ~~。拍手押しまくっております!
リアルなお友達もあるんだ~。そちらは拝読してないのでまた遊びに行かせて頂きますね^^
これでまた楽しみが増えました☆
(お写真、現在の二人なんですね!本当、彼女すごく美しくなりましたよね(*^_^*)

キューダイさんの続き、ここ2日くらいPCとにらめっこしてたんですが、またまた迷走中で・・・orz
なんでこんな文章書くの下手なんだ!と思わず机に突っ伏してしまいました(泣)
そして気分転換にまた1枚イラストを描いたという・・・。あぁ~~すみませんすみません~~。

でもみゆっちさんのキューダイさんラブコメントに励まされてまた頑張りますっ!
(要君にもありがとうございます♪)
また更新したらお付き合いお願いしまーす^^

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Re: こんばんは☆彡

> たまち様

こんにちは。
いえいえ、こちらこそ年末の慌しい中遊びに来て下さってありがとうございます。嬉しかったです^^

勇者!≧m≦
たしかにキューダイさんは入江くんをいじれる希少キャラですよね♪
なのになのに・・・あはは。これはまぁもう笑ってやって下さい^^;
上手い事話をすり替えた入江くんに促されるまま語ってますからね!
多分引く方が多いかと(笑)そんなですが、また更新の際はお付き合い下されば嬉しいです。

Re: タイトルなし

> みゆっち様

こんにちは。
うわ~いこちらにもキューダイさんの恋路を気にしていて下さった方がww(≧m≦)
そうそう、裏設定が存在したんですよ(笑)
オリキャラ出すときって無駄にそういうの考えちゃったりしませんか?(多分、みゆっちさんはそのクチではと思っております~~♪)

多分最終回は入江くんとの攻防色は薄くなりそうですが、narackさんのウフフ、ムフフなイラストがあるから大丈夫です!多分それさえあればほわんと幸せな気分になって頂けるはず♪(← 他力本願)

みゆっちさんも駆け込み頑張ってらしたんですね!
いやでも、なかなか難しいですよね^^;頑張りましょう!
それにしても新年のご挨拶の彼女が大人っぽくて美しかったです!
素敵な画像見せて下さってありがとうございます☆

Re: タイトルなし

> YKママ様

こんにちは。
こちらこそ年末の慌しい中ご訪問&コメント下さりありがとうございました^^
良かったです~。キューダイさんにも幸せになって欲しいと仰って下さる読者様が居て♪
久々の登場で鬱憤がたまってたのか、暴走した彼が怖くて(爆!)大晦日に途中まで書いて以降、続きを書けていないのですがまた週明けに向き合おうと思います(^^;)

そうですね。まだ先は分かりませんが細々でも続けられるといいです^^
今年もどうぞよろしくおつきあい下さいね。

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