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::Hide and Seek
先に謝っておきます。
すっごい短文、駄文です(>_<)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






『もういいか~い?』

『ま~だだよ』

林の中で子供の声がこだまする。
俺は?もういい?それともまだ――?







須藤さんの半ば無理やりの紹介でアルバイトに来た清里。
蒸し暑い夏の東京を離れ、8月でも平均25℃を下回る避暑地の中、仕事ながらも日々の喧騒から逃れたつもりだったが・・・
俺は案外詰の甘い人間なのかもしれない。
須藤さんが何の策略もなしに俺をここに送り込むわけが無かったのだ。
俺にとってはどうでも良い話だが、意中の松本と過ごしたいが為にここまでするとは。

そして、まんまと乗せられてやって来た間抜けな登場人物、琴子。
家族揃って、おまけに金之助まで一緒にやって来て本当にいつもと同じ面子。ただ場所を移動しただけのこの状況。

迷惑甚だしい。が、場所の移動は思わぬ副産物を産むことがあることを、俺は今思い知らされている―。





遊びに来たわけではない俺が琴子と話す機会は少なく、あいつは時間を持余したのか林の中、大きな樹の下で眠っていた。
林の中は涼しく、避暑にやって来た家族連れの子供達がかくれんぼをする声が聞こえる。

『もういいか~い』
『ま~だだよ』

木々や草むらの間から聞こえる虫の音。そして、林の中で響く子供達の声。
それなりの大きな音なのだか、目の前の眠り姫は目を覚まさない。
ぷっ、相変わらず鈍い奴。
一体どれだけ熟睡しているのやら・・・
そう、それを確かめに近づいただけ、だったんだ――。


担いでいた箱を降ろし、俺はゆっくりと琴子に近づき、上から見下ろす。

あたり一面緑の中で映える、オレンジ色のワンピース。
そこから伸びた首筋や、腕の白。
瞳を閉じた睫が作る影。そして・・・オレンジ色の唇。

独りでに動いた手はその唇をなぞる。

「ん・・・・」
琴子が少し反応した。思ったよりも浅い眠りらしい。
さっきまで結ばれていたオレンジがほんの少し開いた。


『もういいか~い』
『ま~だだよ』
耳に響く音が今、……消えた。


――捕まえられるものなら、捕まえてみろよ――
ふと思いついた戯れ。ここで目が覚めたら、大人しく捕まってやっても良いぜ…?


俺は樹の幹に手を置いて、その開いた下唇を食む様に自分の唇を重ねた。





ふっ、やっぱり瞳を開けない。
お前はやっぱり、眠り姫にはなれねえな。

…でもその唇の感触は、俺を深みに嵌める力を持っていて…
本当に起こしてしまいそうな位その柔らかさを欲してしまいそうになった時――

ガサッ

人の気配と共に、無音だった世界に、先程まで聞こえていた音たちが蘇る。
気配の方向を辿ると…小さな赤オニが立っていた。

裕樹か…この可愛い赤オニなら、見なかった事にして俺を逃がしてくれるだろう。

片目を瞑って人差し指を口元に当てて口封じ完了。
やっぱり未だ…見つかるわけにはいかない。

眠り姫なオニから離れて、俺は荷物を担ぎ直してその場を去った。





一度も振り返ることなく歩きながら、自分の唇を拭い、手の甲に付くオレンジをジーンズに擦りつける。


『もういいか~い』

『も~い~よ~』


「― まーだだよ…」

口を吐いた言葉ににハッとし、歩みを止める。

「クックック、ははは・・・」

・・・いつから俺は、この戯れに足を突っ込んだんだ…?

「― ザマーミロ、か…」

いつか自分が言った科白。
罠に嵌めるつもりが、嵌められてしまったあの感触。


1度なら忘れられたかもしれない。
でも、知ってしまった、覚えてしまった琴子の唇。

どうして2度までも自分から戯れに嵌っていった…?

…きっと、こんな鮮やかな世界の中だったから。
空間の移動は思わぬ副産物を産む。
色の溢れる世界が、頑なな心の扉をほんの少し開かせた、それだけの事。

この林の中は、光溢れているが、隠れる木々も沢山ある。
俺はまたすぐに、隠れる事が出来る。

もう少し、未だ少し…
せっかく戯れに興じているんだ。このままもう少し、隠れていてもいいだろ―?

お前は逃げも隠れもせず俺の事を追いかけて来るから。

・・・ほら、捕まえられるものなら、捕まえてみろよ―――。







はぁぁぁ。すっごい駄文だ(>_<)
青い直樹の連投。
清里は、本当に色々な方が素敵なお話を発表されていて、今さらって気がすごくするし(+_+)なぜこの場面を選んだかって言うと…
実はタイトル先行で書き始めたお話です。
このお題で書いてみようと決めて、取り組んでみたものの…
変なのが出来上がりましたorz
お目汚し、申し訳ありません!!

実はブログ開設から1ヵ月が経過しました。
気がつけばアクセス5000も…!!

信じられない!と思うと同時に、とってもありがたいです。
すごく励みになっています。

それで…感謝の気持ちを込めて、キリリクを一度やってみようかな…と思います。
こんな駄文を読んで下さった方が再度こちらに遊びに来て下さるか心配ですが(>_<)

こっそりこちらで告知させて頂きます。
アクセス【5555】を踏まれた方、何でもお申し付け下さい。
ってリクエストもらえるのかな…もらえないと悲しいから、保険として前後【5554】【5556】の方も…!

これからもっと精進します。宜しくお願いします


7巻スキマ  コメント(5)  △ page top


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::拍手コメントありがとうございます!
藤夏様
こんばんは~♪今夜もやっぱり起きているぴくもんです^_^;お風呂入って肩もみまくって、頭痛いの治まりました☆って知ったこっちゃないですよね^_^;
そうなんですよ☆勝手にソーダー水の乗り入れしちゃいました…。chan-BBさんが許して下さって良かったです(^^)
そうそう、ここでは漠然と将来について悩んではいるものの、こと恋愛については余裕のある入江君なんですよね。自分を裏切らない琴子を心地よく感じていて。初めて追いかけた10巻の雨のシーンはだからこそ、やった!やっとか!!と思うんですよね^m^
キリリクへのご声援もありがとうございます♪ドキドキですww
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::拍手コメントありがとうございます!!
なおき&まーママ様
こんばんは♪
そうです!そうなんです!!
『ソーダー水』にインスピレーションされたんですよ♪シンクロ出来てますか?良かった~。私はどうも他の方の素敵textにすぐ影響されてしまいます^_^;
私も捕まる覚悟派(笑)ですww少なくとも、裕樹に見つかるまでは。見つかった事によって正気に戻った感じですかね(^^)でも、【琴子が好きなのも、琴子の事を知っているのも、俺だけ】な発想が更に増したのでは…と☆なんたる俺様!!それが許されるのは直樹、あんただけだよ。。
キリバンにもご反応頂けて本っ当に嬉しいです!!
「なに言ってるんだか…」とか思われてはしないだろうかと…心配していました(>_<)
踏みまくって下さい!!そして何なりと!!ってこんなダメダメ話しか書けない奴ですが(笑)


まあち様
こんばんは♪
うふふふ~^m^良かったぁ!駄文じゃないと仰って下さる方がいた☆もう、それだけでほっとしてます。昨晩UPしたあと、「ツマラヌモノをupしてしまった…」(←五右衛門風ね♪)と旦那にぼやいてました。。
余談ですが、カテゴリ悩んだんですけど、コミック⑧は、あくまで裕樹の回想シーンなので、リアル清里の⑦に位置付けました♪
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::拍手コメントありがとうございます!
chan-BB様
こんにちは♪
すいません、オレンジ使っていいですか?って聞いておいて、返事を待たずにUPしてしまいました
(><)暖かいコメント、ありがとうございます!私もこの話の中で、かろうじて祐樹の子鬼は気に入っています(^^)
私にとってchan-BBさんは、お姉さんであり先生ですので、これからも添削お願いします(笑)
そうなんですよ、これ、『ソーダー水』の影響が色濃いんです!色の対比とか、直樹の心境の揺れ具合とか。UP後、再度読ませていただいて改めて感じました。
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::コメントありがとうございます!
繭様
こんにちは♪コメントありがとうございます!
なんだかよく分からない話にこんな素敵なコメントありがとうございます!!
そうだ、私の言いたいことってこうゆう意味だったのかも!って思っちゃいました~(^^)「見つけて欲しい」が、とうとう「追いかける」になるまでは・・・まだまだ時間がかかりますね。でも、「見つけて欲しい」の期間、結構好きなんです。クリスマスのエピソードとか☆
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