::めぐりあうセカイ(イラスト追加しました)


琴子ちゃん、ハッピーバースデー!!

今年ももうそんな季節なのかと思うと驚愕しています。
もはやこの日だけしか浮上しない、琴子ちゃん誕生日お祝い芸人のようになっています。
どうも、ご無沙汰しています・・・!('ω')ノ


そんなわけで(?)、今年もお祝い話です。
最初は何も思い浮かばなさそうだったので、イラストでお茶を濁そうとしていたのですが、描きながらちょっと思いついたので切り替えて文字打ってみました。とりあえず入江くん大学6年、琴子3年設定です。

一話分書ききるのがなんと一年ぶりなので、久しぶり過ぎて、子供の作文の方がマシかもしれないですが、良ければお付き合いください。

それではどうぞ~


↓↓↓↓↓















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・









あれはそう、あたしが入江家で暮らすことになって、例の入江くんの幼少時代のアルバムを見せてもらった日。

A組とF組という大きな隔たり故、知りえなかった入江くんの誕生日が11月12日だということをあたしはその中で知った。

『あ、あたし入江くんより年上なんだ・・・』

それは自分でも思いのほかショックな事で。
だってそれはつまり、45日間あたしは入江くんがいない人生(?)を歩んできたということなのだ――!!

入江くんにその話を伝えたのは、結婚してはじめて迎えたあたしの誕生日。
その夜、あたしは入江くんに言った。

『あのね、あたしはきっとこの45日、とてもとても寂しくてたまらなかったと思うの。だって、運命の人がこの世にまだいないなんて』

『少なくともその頃のお前にそんな思考はないだろ。食う、寝る、泣くの3つだ』

『だから、泣くのは入江くんに逢いたいって、そう思って泣いてたんだよ』

『バカバカしい』

私としては大真面目に伝えたわけだけど、入江くんはというと暖簾に腕押し。
ほんと、ムードがないんだから。

でもね、今でもあたし、思ってる。
何度生まれ変わっても、絶対入江くんが生まれてくるのを待ってるって。
それくらい、入江くんはあたしにとって、大事な大事な人なんだよ―――。






*******







9月27日。午後23時50分―。

普段ならそろそろ寝室に引き上げている時刻、あたしは入江くんと一緒に1階のリビングのソファーに座っていた。
お義母さんに、少しそこで待っていて、と言われたからだ。
取り立ててやる事もなく、テレビをつけて眺めること約30分。
入江くんは特に何も言わず、医学書ではない、小説か何かを読んでいる。

じんこや理美には指摘されたことないけれどモトちゃんや真理奈曰く、『ほんと鈍感』なあたし。
いつもならこういう時、入江くんに「何だろう?入江くん、何か知ってるー?」なんて話しかけてしまうのだけど、さすがに今、こうしている理由は想像がつく。

うれしい。
少し照れくさい。
だけど、やっぱり幸せ。

テレビを眺めてはいるものの、あまり内容は入って来ず、きっとあたしの口の端は少しだらしなく緩んでいるんだろうな。
それはちょっと間抜けな顔だと分かるので、入江くんがあたしを向いていないことが今はなんだか丁度いい。


テレビはそれまで流れていた番組が終わり、少し長いCMに入った。

「・・・あ。」

つい出た声に入江くんは少し顔を上げる。

「どうした?」

「あ、ううん。このCM、なんだか好きなんだよね。ごめんね、読書の邪魔しちゃった」

「別に邪魔にはなってないけど」

あたしの返事に入江くんは短く答え、また本に視線を戻した。
CMはハウスメーカーのもので、ドラマ仕立てですでに何本かのシリーズが出ているものだ。
長年連れ添った夫婦の、物語。
まだまだあたし達には程遠いけれど、不思議と思いを馳せてしまう物語。

― 生まれ変わっても、また一緒にいるのかな。

― なんの話?

― だから、もしもの話。

― うーん... むずかしいね。

― むずかしい、って...

― その手の質問に無責任に答えられない性格なのものでね。

旦那さんののらりくらりとした返答につっこむ奥さん。緩慢な独特の空気は二人が共に紡いできたもの。
そして最後に旦那さんはぽそりと呟く。

― もう一回は一緒にいる自信はあるかな。

次は分からないけど、と茶目っ気を交えて。


「はぁ~・・・」

うまく言葉に出来ないけれど、素敵で思わずため息ひとつ。
この夫婦はあたしと入江くんとは似ても似つかないけれど、いつかこんな風になれるかな。
あたしは来世ももちろん入江くんと一緒に居たいど、入江くんもあたしと同じように思ってくれるかな。
そうだと、いいなぁ――。


ほんわりとした思いに浸っていたら、急に目の前が真っ暗になった。

「わっ!!」

驚きで変な声が出たところ、数秒で再び部屋に灯が戻る。続いてクラッカーの破裂音。

「「「「琴子(ちゃん)、ハッピーバースデー!」」」」

いつの間にかあたしの前に立っていたお義母さんとお父さんたち、祐樹くんが声をそろえてお祝いしてくれる。
あ、祐樹くんはいかにもめんどくさいって顔に書いてあるけど、それはご愛敬。

「ああ、こうして午前0時と共に娘のお誕生日をお祝いできるってなんて最高なの~!さぁ、今年もお祝いして、お祝いして、お祝いしまくるわよ~~っ!!」

毎年誰よりも盛り上がってくれる、お義母さんの声高らかな宣言に、あたしはちょっぴり苦笑してしまう。

「僕、明日早いから」
と、水をさすようにサッサと踵を返し、リビングを引き上げようとするのは祐樹くん。

「ありがとう、祐樹くん。こんな時間にお祝いしてもらっちゃって、ごめんね」

「琴子のためにありがとう、祐樹くん」

あたしに続いてお父さんが祐樹くんの背中に声を掛ける。

「別に。ママがあまりに五月蠅いから付き合っただけだし」

ひらひらと手を振る照れのまじった後ろ姿は、パタンと閉まる扉の音と共にあっという間に消えた。
ふふっ けっこう断れない性格なのよね。祐樹くんって。

「イリちゃん。奥さん。わざわざ琴子のためにこんな時間からありがとうございます。また晩に祝ってもらえるなんて、コイツは本当に幸せ者だ」

お父さんがあらたまってお義父さんとお義母さんに頭を下げる。

「ほら琴子、お前もちゃんとお礼を言いなさい」

「は、はいっ。イリちゃんお義父さん、お義母さん、いつもありがとうございます」

お父さんに促され、あたしも慌てて立ち上がり、ペコっと背中を折った。

「なぁに、やめておくれよ。水くさいじゃないかアイちゃんも琴子ちゃんも。琴子ちゃんは私たちの娘でもあるんだから当然だよ」

「そうですよ、相原さん。素直に喜んでくれるから、お兄ちゃんや祐樹よりず~っとお祝いし甲斐があるわ」

お義父さんとお義母さんは陽気に笑って返してくれる。

「さぁさぁ、アイちゃんの朝は早いからね。また続きは今晩だ。店の方は大丈夫なんだよね?アイちゃん」

「ああ、明日は夜は弟子たちが切り盛りしてくれることになってる。イリちゃんこそ仕事は大丈夫なのかい?」

「もちろんさ。定時で帰れるよう調整してもらっているよ。そうだ、ちょうど秘書から美味いと評判の日本酒をもらったんだった。それを一緒に頂こうじゃないか」

「いいねぇ。それなら俺は合いそうな酒菜を用意して持って帰ってくるとしよう。ああそうだ、直樹くんも一緒に飲もうな」

「ええ、是非」

「酒に強い息子が出来て俺も幸せだなぁ~。琴子、お前はすぐ大トラになるんだから、ほどほどにするんだぞ」

「わ、わかってるわよ~」

「琴子ちゃん、それじゃあまたね。ハヴ ア グッド ドリ~ム♪」

お父さんたちは半分趣旨を忘れたような会話を交わしながら、肩を並べてリビングの扉へと向かった。

「ほら、ママも行くよ~」

「あん、パパも相原さんも、もう少しいいじゃな~い」

「そうは言っても、もう夜更けだから騒いだらご近所迷惑になりかねないからね・・・。それにほら、琴子ちゃんも直樹と二人きりの時間が欲しいんじゃないかな~」

「・・・! それもそうね、パパ!さすがだわ~」

名残惜しそうな声を出したお義母さんも、お義父さんの鶴の一声に態度をがらりと変える。
と、ズズイっと入江くんに近寄り、仁王立ちのポーズをとった。

「お兄ちゃん。琴子ちゃんの誕生日の大事な大事なはじまり、涙を呑んで譲ってあげるわ。だから、お兄ちゃんは引き続き、目一杯琴子ちゃんをお祝いしないと承知しませんからねー!」

「そんな事言って、こんな時間から何をどう祝えと?」

「まったく・・・頭は良いくせにこんなところは全然だめなのよね、お兄ちゃんは・・・!今からだ・か・ら・こ・そ、お祝いできることもあるでしょっ♪」

「はぁ?」

「んもう、しらばっくれちゃって。分かっているくせに・・・。ねぇ?琴子ちゃ~ん♡?」

マシンガンのように入江くんに発破をかけていたお義母さんが唐突にあたしの名を呼び、あたしは思わず「ひっ」と小さく悲鳴をあげた。

「あの~、え~っとそれは・・・///」

「数週間後、私たちにも素敵なプレゼントが~、なんて話、ウェルカムウェルカムですからね~~」

「あ、は、は~い・・・ご期待に沿えたらいいですけど~・・・///」

ニマニマと笑みを浮かべながら小さな(?)圧をかけてくるお義母さんにあたしはクネクネもにょもにょと応じるしかない。
だってそれは、あたし一人でどうにかできるコトではないし・・・。
チラリと視線を横にやり、あたしは助け舟を求める。

「もういいか?俺たちも明日早いから。お袋も変にテンション上げずにもう寝ろよ」

そこで漸く入江くんが立ち上がり、「行くぞ、琴子」と促してくれた。

「あっ は~い。それじゃ、あの、おやすみなさ~い・・・!」

精一杯の笑みを浮かべ挨拶し、あたしは入江くんの後を追う。

お義母さんはまだ不敵な笑みを浮かべていたものの、「ハヴ ア グッド ナ~イ♪」とあたし達を解放してくれたのだった。





そして寝室に二人きり―。


「入江くん、お疲れさま」

「ああ」

「今年は0時からお祝いしてもらっちゃった。毎年パーティを開いてくれるだけでもすごいのに。あたし、本当に幸せ者だよね」

「お袋はお前の誕生日に相当入れ込んでるから。俺としては、もう少し静かにしてくれたら助かるんだけど」

「ふふっ 入江くんはこういうの苦手だもんね。でも、もし静かだとあたしはなんだかもう物足りない気分になったりしちゃうかも」

「お前もたいがい騒々しいもんな」

「えへへ」

どこか達観した風な入江くんんの口調にあたしは思わず笑ってしまう。
ベッドに入った入江くんを追いかけるように隣に滑り込むととても落ち着く入江くんの匂いが鼻腔をくすぐった。

「おい、嗅ぐなよ」

「う~ん、だって好きなんだも~ん」

「琴子、それもしかして誘ってるのか?」

「・・・っ!!ま、まさかそんなつもりは・・・っ」

入江くんに指摘にあたしはハッとして否定する。
本当に、本当にそんなつもりじゃなかったのよ~。

「イマイチ色気のない誘いだけど、せっかくの誕生日だもんな。乗らなくもないけど?」

「え、えっと~それは~・・・///」

あたしの腰に手をまわし、じりじりと引き寄せてくる入江くん。
顔に息がかかる距離にいまだに心臓が高鳴ってしまう。

あ、キッスされる・・・と思い目を閉じた。

「・・・」
「・・・」


「・・・?」

あれ、いつまでも唇に何も触れられない。
そっと目を開ければクツクツと笑いをかみ殺すように入江くんが小刻みに震えている。

「も、も~~う!笑ってるなんてひど~い!」

恥ずかしくて顔から火が出そうなあたしは、布団の中で入江くんをポカポカと叩いた。
けれど入江くんにはちっとも堪えないみたいで、低く笑い声をあげている。

「まぁ、せっかくの据え膳だし?もらうのも悪くないとは思うんだけど、お袋の思い通りにコトが進むのもちょっと面白くないから。今はやめとくよ」

「~~~っ。入江くんの気持ちは分かるけど、あたしはすごく恥ずかしいよ・・・///」

あたしはちょっと本気で辛くなって目頭が熱くなった。
今日は誕生日なのに、こんなイジメかたしなくたっていいじゃない。

その時、ふわりと大きな手があたしの髪を撫でた。

「・・・ちょっと悪ふざけが過ぎたか。お詫びといったらなんだけど、今は普通に寝て、明日、お前の行きたいところに付き合ってやるよ」

「・・・え?」

思わぬ入江くんの申し出に、さっきまでの悲しい感情はどこへやら、あたしはパっと顔を上げた。

「入江くん、あたしの行きたいところに一緒に行ってくれるの?それってデートのお誘いってこと?」

「一々訊き返すなよ」

みるみる心が回復するあたしと反比例するように、入江くんはむすっと答え目を瞑ってしまった。

「わ~、入江くんと一緒にお出掛け・・・!どこがいいかな~。迷っちゃうな~」

「・・・考えるなら心の中でしてくれ」

「はーい♪入江くん、明日リクエストさせてもらうねっ」

「はいはい」

寝返りを打ってもうこれ以上話しかけてくるなというような態度の入江くんの隣で、あたしは目をパッチリ開けてあれやこれやと忙しく思考を巡らせるのだった。










そして、夜が明けて――。






「わぁ~~見てみて入江くん~~!海が、海がキラキラしてる~~。きれい~~」

大学は午前中だけ講義を受けて、あたしたちは今、鎌倉までやってきた。
もちろん午後のコマもみっちり予定は入っていたんだけど、そこは入江くんがフォローしてくれるという至れり尽くせりコース。
もっとも、その約束がなければモトちゃんたちがこのエスケープを許してくれることはなかった。

『まったく、アンタばっかりズルいったらないわ。ああ~アタシも入江さんに勉強教えてもらってデートに連れてってもらいた~い』

モトちゃんは恨めしそうにあたしを軽く小突いてきた。

『それにしても入江さんからのお誘いってどういう風の吹き回し?』

『えっと、それは多分、早く家に帰ったらお義母さんがずっとビデオカメラを持って追いかけてくるから、それが面倒なんだと思う』

『なるほどねぇ』

入江さんも大変ね、としみじみと頷いてもいたっけ。



「9月も末になって海って・・・お前の発想は俺の想像を超えるよ」

目の前に広がる光景にワクワクして、思わず駆け出したあたしの後ろから、入江くんの少し呆れた声が聞こえる。

「だって、今年の夏も実習とか勉強とかで全然遊べなかったでしょ。それに、入江くんはいよいよ来年は本当のお医者さまになっちゃうし、そうしたら今以上に自由な時間はなくなっちゃう。今出掛けないでどうする~!って思って。それに、最近この季節になっても夏みたいにけっこう気温が上がるから、そんなに季節外れ、って感じもしないし」

「まぁ、確かにな」

特に今日は天気予報でも30℃を超える真夏日になるという。実際、歩いていると木陰こそ涼しくて気持ちいいけど、影のない場所だとじんわりと汗が滲んでくる。でも不思議と不快感はなくて、むしろそれが心地いい。

「ああ、でも空はやっぱり少し違うね。ほら、向こうにイワシ雲が見える」

「典型的な秋空だな」

「ね、せっかくだから浜辺まで行こう!水パシャパシャしたい~」

「子供か」

再び呆れ声の入江くんを後目に、あたしは海の傍まで走った。肌を撫でる風は潮の香りがする。

宣言通りに水をパシャパシャと跳ね、きれいな貝殻や小さなカニを見つけてははしゃいでひとしきり海を楽しむ。

「さすがに動き回ると疲れるね。ちょっと休憩~」

「俺はお前がそう言うのを待ってた」

「やだ入江くん、おじさんみたい~」

軽口を叩いたらぎろっと睨まれたので、慌てて口を慎む。
二人肩を並べて座ると波の音がさっきより大きく聞こえた。
少し黙ってあたしたちはただ、景色を眺める。


「ねぇ、入江くん」

「ん?」

「今日、ここに連れてきてくれて・・・、ううん、一緒に来てくれてありがとう」

「どういたしまして」

「きっと忘れられない誕生日になるよ。あ、もちろん入江くんと過ごす誕生日はいつでも特別な誕生日になるんだけど」

「お前ってほんとオーバーだよな」

「だって、そうなんだもん。あたしにとって、入江くんと過ごす日々はたとえ日常だって毎日が大切で特別な一日なんだよ」

ちょっとムキになって力説するあたしに入江くんは小さく笑う。視線はそのまま海に注がれていて、どこか儚い。
何か、何か伝えなきゃと思う。
耳にはザ~、ザ~、と波の音が繰り返される。
空を見上げれば、さっきあったイワシ雲は流れ、一本の細い筋が出来ている。



「お前との生活もかれこれ7年か」

「・・・?」

「高校3年の時から同居が始まって。離れて暮らした時期もあったけど、それでも人生の約3分の1を共にしてるわけだ」

「う、うん」

突然の入江くんの言葉の意図が分からず、あたしはとにかく首肯く。

「その間、お前はいつかの宣言通り、俺に刺激のある毎日を提供してくれてるわけだが」

う・・・、これってあまり良い意味で言われてる気がしないんだけど・・・。

「お前に出会ってからの俺の人生とこの景色、ある意味似ているのかもしれないな」

「・・・。あの、それはつまり・・・?」

「晴天、曇天、嵐。大潮。凪。その他諸々。今日はどっちも快晴だな」

「入江くん・・・」

「誕生日おめでとう」

ずっと海を見つめていた入江くんの視線があたしに向けられる。すごくすごく、優しい瞳。



「~~~。入江くん~~っ!!」

思わず入江くんの胸に飛び込む。だってもう、叫ばずにはいられないっ。

「・・・っ。飛び掛かるなよ。もう少しで転ぶところだったぞ」

少し尖った声で諫められるけれど、これが怒っているのとは違うと気付き始めたのはいつだっただろう?

「好き、好き、だ~い好き!!」

「分かったよ。ったく」

「これからも一緒に居てね。一生、一緒に居ようね」

「はいはい」

「生まれ変わっても――」


言いかけて、ふとフラッシュバックするのは数時間前の記憶。


― 生まれ変わっても、また一緒にいるのかな。


入江くんは生まれ変わっても、あたしと一緒にいたいと思ってくれるかな。
あたしと同じように、思ってくれるかな――ー。



「そうだな。とりあえず、今度は俺が45日、先に生まれようかな」

安穏とした口調。

「―――っ!?」びっくりしてあたしは入江くんを見上げる。

「寂しくて寂しくてしかたなかったんだろ。反対の立場ならどんな気持ちか、また教えてくれよ」

楽しそうに、どこか悪戯っぽく入江くんが笑む。

その表情に目を奪われたが最後、あたしは次に唇を奪われたのだった。
めぐりめぐる、セカイ。

今日もそこは、光に満ちあふれている――。











お付き合いいただきありがとうございました。

めずらしく琴子ちゃんの誕生にに琴子ちゃんの視点で書いてみました。
正直、入江くんは書ききった感がありますのでね・・・とくにここ何回かは愛のポエマーと化していたので( ´艸`)
その代わり、色々入江くんにしては喋ってもらったつもりなんですが、最後の方のセリフはちゃんと読み手の方に伝わるのか不安・・・。なんとなくでも共感していただけたらいいな。


CMは「あ、あれだな」と勘づいて下されば幸いです。
私自身がなんかすごく好きで、流れたらぼーっと見てしまいます^^

あと、今回は漫画とともに日本版ドラマのキャストを想像しながら書かせてもらっていたりしました。
最初の家族のやりとりはモロにキャストさんが喋るのをイメージしながらでした。

もし気が向いたら、そんなイメージで読み返していただければ嬉しいです。

あ、蛇足(?)ですが、絵も書けたらUPしたいです。まだ途中なのだよ・・・!


【10月1日追記】

誕生日前日に予約投稿してから数日、とりあえずお話をUPできたことにホッとしてイラスト仕上げるのがストップしていました。
数時間前から日キスドラマを久しぶりに再生しつつ作業再開!
出来上がったので追加させていただきますね。

新規キャンバス2

(クリックでまぁまぁ大きくなります)


それから、こうしてほぼ更新のないブログを今回も訪問して、拍手やコメント下さりありがとうございます。
コメントは大切に読ませて頂いております。またあらためて返信いたします。

取り急ぎ・・・
CM分かりました~と仰ってくださった方もいてホッとしたのですが、OM自体流れてないという方もいらしたので、もしご興味もってくださった方は、

「だいわはうす」検索してください!

りりー・ふらんきーさんとふかつえりさんが夫婦役をされています。
とても素敵なので・・・よろしければ是非。

18巻スキマ  コメント(10)  △ page top


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::Re: のののさま
> のののさま

琴子ちゃんの誕生日から早くも1ヶ月経ってしまいました。
その節はお忙しいなかありがとうございます。全然遅くなどないです…!
ほぼ年一の更新で気にかけて頂けるだけでもありがたいです。しかも「何気ない日常の中のこんないとおしくなるような夫婦像って理想的」なんて素敵なコメント…恐悦至極であります( ;∀;)

鎌倉デート、のののさんもお書き(構想中ですかね?)になっているのですね!
いえいえ、私も実のところ鎌倉の海をまったく知りませんでして(;^_^A
とりあえず東京から日帰りで行けそうな雰囲気よさそうな海は?と考えて、自分の中の答えが鎌倉だったという、なんともテキトーなノリで書いてしまいました。
そうそう、キョンキョンのドラマが頭をよぎったのです(笑)鎌倉在住で東京へ仕事に出ていたよな~と( ´艸`)

イラストにも素敵なコメントありがとうございます♪残暑の残る海。素材なんですが見つけたときに素敵だと思ってイラストに採用したらお話も浮かんでラッキーでした(*^-^*)
二人のキス直前構図も気に入って戴けて嬉しいです!
こちらこそ素敵なコメントありがとうございました。
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::Re: マロンさま
>マロンさま

再コメントありがとうございます♪

本当ですか~!イラストも素敵と思って頂けて嬉しいです。描いてよかった…(*^-^*)

確かに完全に二人の世界ですね!
直樹優しい視線で琴子は幸せそうって感じて頂けて私も幸せです♪

しかしこれもどうにか情報ゲットした紀子ママが撮影してたら・・・なんてふと妄想してしまいました(← )
いえ、ただの独り言です。スルーしてください(;^_^A
コメントありがとうございました!
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::Re: ちびぞうさま
> ちびぞうさま

もう1ヶ月前のこととなってしまいましたが、先月は琴子ちゃんの誕生日話へのコメントをありがとうございました!
いえいえ、1日遅れなんて全然『遅れ』ではないです!というか、いつでもコメント頂けるだけでありがたいので…感謝してます(^^♪

CMを見ながら未来の自分たちを想像するって、琴子あるあるな気がしますよね( ´艸`)
きっと無意識に独り言とかも言っている気がします。ふふ、日キスでの変換私もついしてしまいました♪
(関心ないようでいてしっかり見てるし聞いてる入江くんもセットで妄想w)

なので鎌倉での入江くんの言葉はそうですね。冒頭のCMで琴子の頭の中を予想済みで、さらにこれまでの琴子の誕生日の出来事つながりで結婚1年目の琴子のセリフもなんだかんだ覚えていて~の上でのものだと解釈して下されば幸いです(*^-^*)
本当はもっと自然な流れで会話をもっていきたかったのですが、力不足で…精進しないとです(;^_^A

砂浜でくるくるする琴子ちゃん、かわいいですよね♪
こちらこそコメントありがとうございました。
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::Re: たまちさま
> たまちさま

琴子ちゃんの誕生日から早や1ヶ月が経ってしまいました。(また広告が…!(;''∀''))
誕生日当日にブログご訪問&コメント下さり嬉しかったです。ありがとうございます!

ノリの悪い兄弟の仲にあんな素直に喜びの気持ちを表現してくれる女の子が現れたら、そりゃ紀子ママが暴走してしまうのも無理もないことですよね(^-^;
寂しい思いをさせてきたと重雄パパは感じていたでしょうし、この琴子の誕生日の盛大なお祝いはそれぞれの心をハッピーにさせるイベントになっているんじゃないかなと思います^^

入江くんの琴子へのお祝いは、なんというか二次創作なので(笑)、つい入江くんらしくない演出を描いてしまったりしてしまう私(;^_^A
一応「この位ならギリOKかな」というラインで書いているつもりなんですが、盆と正月が一緒に来たようですかw
たしか以前にもたまちさんに同じコメントを頂いたことが(;''∀'')す、すみません…盛ってしまう癖が…

でも入江くんにしては分かりやすい「来世も一緒に」の言葉とキスを素敵なプレゼントと感じて頂けて良かったです♪

CM、たまちさん方面では放送されていないのですね…!大手の会社だからてっきり全国区のものと思っておりました。
本文追記に情報を書かせて頂いてますので、ご興味あれば検索なさってみて下さいね。

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::Re: マロンさま
> マロンさま

こんばんは。琴子ちゃんの誕生日から早くも1ヵ月が経ってしまいました。
その節はコメントを当日すぐに入れて下さりありがとうございました!

冒頭の琴子ちゃんの発想、そうだなと思って頂けてよかったです^^
我ながらくだらないと思いつつ、でも琴子ちゃんってこんな発想しそうだと感じたりもしてたので♪

琴子ちゃんの誕生日に紀子ママが筆頭に家族皆でお祝いするというのは、もう定番中の定番ですが、こんなお家ほんとなかなかないですよね。
入江くんの意地悪からのお詫びデート。入江くんも純粋にお祝いしたい気持ちはあると思うんです。
ただまぁ素直じゃないので…(笑)こんな流れに持って行ったんじゃないかな、と( ´艸`)

それにしても今回コメントを拝読して、「この後に神戸行きが…」という鋭い目線にたしかに!と感激しました。
医大生の就職事情は全く無知ですが、ある程度の進路は決まっているきっと時期ですよね。何を思いながら入江くんは琴子ちゃんの言葉を聞き、言葉を発したのかな…。

『また教えてくれ』はそうですね。入江くんらしい回りくどい返し(笑)
でもこういうところが私のなかの入江直樹の萌えポイントだったりするので、けっこう気に入っていたりします♪
コメントありがとうございました。

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